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地方工芸品×原宿古着=ニューカルチャー?!なファッション展示会を開催しました

会場内の様子1

2015-07-31

中川 秀一

 特別テーマ実践科目Cでは「原宿からの地域活性化」をテーマに地方の工芸品の魅力を体感してもらえる展示会HARAJUKU Re{vive&mix} Collectionを8月10,11日の2日間、原宿アソビスタジオで開催しました。
 この企画は日本各地の地方特産品の魅力・価値が若い世代に知られていないのではないかという学生の疑問から生まれました。そこで、今までとは違った手法で特産品の価値を生み出し発信する必要があると私たちは考えました。地方の工芸品を原宿のポップカルチャーとファッションの枠の中でコラボレーションする。昨年は、「今までにないファッション文化の創造」を意識した展示会を、日本の「カワイイ」文化の発信地である原宿のYMスクエアにて開催しました。
 本年は2回目の開催で、日本全国から7地方の工芸品16アイテムを原宿の古着と合わせた9コーディネートを各地域の紹介文と合わせて展示しました。
 工芸品は富山県から悠久紙のハット、埼玉県から武州正藍染のジャケット、愛知県から有松竜巻絞りのシャツ、名古屋黒紋付染青のむら染めのブラウス、有松絞り鎧段絞り染めのワンピース、京都府から西陣織金襴紺地散雲鏡裏丸龍のバッグ、西陣織金襴正絹滴紋様のバック、西陣金襴正絹雪輪紋様のバッグ、愛媛県から綿織物のパイルショール、福岡県から久留米絣のシャツ・ストール・もんぺ、沖縄県から紅型染蝶ネクタイ、読谷山花織ミンサーのシャツです。
 来場者アンケートでは「ファッションに工芸品を取り入れるのは新鮮」、「かっこいい、(工芸品を)日常に取り入れたい」といった感想をいただき、来場者へ工芸品の新たな価値を提供することができたのではないかと思います。一方で「もっと体験型コンテンツがあってほしい。」、「どれが工芸品なのかわかりにくい。」といった声もあり、展示手法へまだまだ改善の余地があることを実感しました。
 昨年と比較して、本年はSNSによる情報発信に力を入れました。工芸品の産地紹介から製造風景、そして受講学生が実際に工芸品をコーディネートで身につけて原宿の街を歩く様子をストーリー性を持たせた投稿で紹介しました。また、海外発信を視野に入れて英語、中国語、韓国語など6ヶ国語で投稿し、国内だけでなく海外ユーザーからもコメントや「いいね!」をいただくなど、反響がありました。明大生への認知を広げるため、明治大学広告研究部とのタイアップ記事も発信しました。それから、ページへ「いいね!」すると協賛アパレルショップやサロンで割引が受けられるFacebookページクーポンも実現しました。
 開催に向けたPR活動はSNSだけでなくリアルでも実践しました。衣装協力いただいたアパレルショップ店頭に先行展示スペースを設け、ショップファンからの興味を集めました。ポスター・フライヤーを作成して協賛企業の店舗や学内で掲示・配布しました。このポスター・フライヤーデザインは古くから作り続けられてきた工芸品が持つ「伝統」と原宿のポップカルチャーの構成要素である「カワイイ」の融合をイメージしたものであり、企画メンバーが考案した自信作です。
 これらのPR活動の結果、昨年は当日の呼び込みに頼りきっていた集客に、事前告知をきっかけとする来場者数が増えました。特にSNS集客数は昨年から大きく伸びました。
 今後の取り組みとしては、12月5日に埼玉県の小島染織工業株式会社様へ工場見学の訪問を予定しています。小島染織工業株式会社様は昨年の第一回開催より工芸品を提供していただいており、本年は開催当日にもご担当者様に展示会にお越しいただきました。工芸品が作られている現場を肌で感じ、工芸品と産地の理解を深めていきたいと考えています。尚、その他の地域への訪問も予定しています。
 今後も私たちは地方の魅力の発見と更なる効果的な発信方法を探究したいと思っています。

ポスターフライヤーデザイン
SNSによる海外ユーザーへの発信画面
会場内の様子2
参加学生集合写真