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実地調査、課題発見、対策考案の流れ—中川ゼミナール活動内容 地域からの立地戦略研究—

2015-11-30

中川 秀一

 本ゼミナールでは、「地域からの立地戦略論」をテーマに主に実地調査を通じて研究の手法を学んでいます。2015年度、2年生が現在取り組んでいる活動は大きく分けて2つあります。4つのプロジェクトに分かれて3年生と合同で進めていくものと、2年生全体で取り組んでいるものです。前者の4つのプロジェクトを簡単に紹介します。

1、 岐阜県郡上市奥美濃カレーファミリー共同PJ
B1グランプリに出場、ゆるキャラ作成等、奥美濃カレーを広めることでこの地の認知度を高めます。
2、岐阜県飛騨市山之村夢づくりの会共同PJ
村が抱える問題を解決するために、現地に足を運びながら村おこしに協力しています。
3、横浜市石川町商店街共同PJ
 様々な行事に関わり、商店街の方とともに商店街活性化への道を探っています。
4、原宿AJITO共同PJ
  地方の伝統工芸品を原宿に集め、原宿ファッションとコラボし、その地方の魅力について発信します。

 これらは現在、3年生が中心となって進めていますが、私たち2年生が3年生と一緒に活動することで、考え方やプロジェクトの進め方を学び、翌年の活動に繋げることができます。後者に挙げた2年生全体で取り組んでいるものは、杉成商店会についての研究です。杉並区内には高円寺や阿佐ヶ谷といった都内でも盛んな商店街がある一方で、顧客数が伸び悩み、後継者不足のため空き店舗や貸し店舗が多くなる商店街も存在します。そのような商店街の1つである杉成商店会は、杉並区成田東1丁目と3丁目を中心としたエリアにあります。五日市街道を挟んで存在する杉成商店会にはアーケードのようなものもなく、人通りはあまりありませんが、車の交通量が多いという特徴があります。私たちは、この商店街が抱える課題発見とその対策を目的に活動しています。以下はこのプロジェクトの活動内容です。
 まず私たちは、地図、統計、文献の3つの班に分かれこの商店街の調査を始めました。その地域の状況を知るためには実際に行ってみることが重要ですが、実地調査の準備段階として基本データを調べておくことも大切な要素です。それを元に、実地調査日にはインタビューを通してより詳細なデータを集めていきました。また、商店会会長、役員の方のお話も伺いました。現在は、調査に協力して頂いた杉成商店会の方々に差し上げるための報告書の作成をしています。集めたデータを整理し、MANDARAという地図作成ソフトも活用して地図やグラフにしてまとめていきます。そこに考察も加え、これからどういう方針でこのプロジェクトを進めるべきかを話し合います。実地調査後、杉成商店会に適した企画は「子供商店街」であるという結論に至り、今後はこの企画を掘り下げていく予定です。
 フィールドワークをすることによって統計データの数字の意味を理解し、また、統計データにはなかった事実を知る事ができます。そして各自まとめたデータは先生が授業中に確認し、指摘や助言を下さるので授業のたびにデータの見方、まとめ方を学んでいます。本ゼミナールではこのようにして実践的な研究手法を学んでいます。
 また、2015年度、2年生の夏のゼミ合宿は大島で行うことが決まりました。大島では、2013年10月に起きた台風26号の影響で土砂災害が起きました。合宿の目的は島の活性化案を模索しながら、大島における災害調査をすることです。そのため現在杉成商店会においての企画と同時進行で事前学習を進めています。