2019.11.05
菊池一夫ゼミ SHIBUYA109エンタテイメントにマーケティング提案の最終報告―第3班が優秀賞を受賞-
菊池 一夫(担当教員)
菊池一夫ゼミ(2年生)は2019年10月30日に和泉校舎にてSHIBUYA109エンタテイメントの木村知郎社長を迎えて、共同研究の最終成果報告会を行った。今回の共同研究のテーマはSHIBUYA109の地下1階で展開しているIMADA MARKETの活性化策の立案である。同共同研究のプロジェクトは6月から開始され、4か月間、アンケート調査、館内の来館者のインタビュー調査、周辺の商業施設調査などを行った成果をマーケティングの視点から捉えたものである。菊池ゼミの2年生は3グループに分かれ、各々の切り口から報告を行い、同社の経営幹部との質疑応答を行った。
同社の木村社長は、研究報告については、物事を客観的にみる視点と主張を展開する際の熱意が大切であることの2点の意義を強調した。厳正な審査の結果、第3班が優秀賞を獲得した。第3班の班員のコメントは以下の通りである。
杉本紗矢
今回のプロジェクトで一番苦戦したのは、店の活性化策を考える上で大切な、消費者の価値観と現在の店舗運営の不適合を見つけることです。何度も店舗に足を運んだり、消費者の声を深く聞くことで、現状の問題点を発見することが大切だと学びました。グループワークにおいては、自分とは違う視点を持った班員と意見を交換し合い、思考の幅を広げることができたと思います。4ヶ月間、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
福元大介
自分が本プロジェクトで一番努力した点は、自分たちが街頭アンケートまた店舗調査で得た統計やデータを有効に活用し、現状分析、戦略提案に必要な論拠を的確に導き出したことです。また、どのようなプレゼンの構成であれば論理的に筋の通った、相手に主張が伝わりやすい発表になるのかという点で、班員と多くの意見を出し合い、論理的な思考がいかに重要かということに気づかされました。四ヶ月間、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
山本啓太
本プロジェクトではクライアントワークの基礎的な部分を深く理解することができたと思います。具体的には109と消費者の現状分析から不適合を見つけ、それに対する市場仮説及び戦略仮説を提示するノウハウを学びました。また、グループワークではお互いの意見を尊重しつつも活発な議論を交わしたことがより精査された発表に繋がったと思っています。個人としてもゼミ全体としても貴重な経験となりました。
山内大夢
今回のプロジェクトを通して論理的思考力を学ぶとともに、それに対する難しさを知ることができました。そして自分たちの反省としては提案を考えることに集中しすぎて、それまでの問題発見が正確になされていなかったことです。この4ヶ月で学んだ知識はこれからの発表の基盤としていき、次回からのプロジェクトにつないでいきたいと思います。
野田彩花
本プロジェクトを通して、現状分析の重要性を学びました。そして店舗や消費者を客観的に捉え、現状の問題点を洗い出していく作業や、クライアントとの綿密な議論が足りていなかったことに気づきました。この貴重な機会で得られた学びを、今後の活動に役立てたいと思います。4ヶ月間ありがとうございました。
久保文佳
今回のプロジェクトを通して、論理的思考力について学ぶことができました。クライアントワークをする際には、アイデアよりも問題発見能力が大切であり、それにそった解決法を考えることの大切さを実感しました。4ヶ月間に及ぶプロジェクトによって得るものはとても大きく、これからのゼミ活動に活かしていきたいと思います。