授業

2019.12.16

商学部科目を英語で学べる!? Vol.2

津久井道〔商学部の現場〕編集部

商学部科目を英語で学ぶことができる授業を紹介するこのコーナー第2弾では松原有里先生(商学部教授)の「Essentials of Commerce B」に潜入していきます!和泉キャンパスで行われる1,2年生対象のこの授業では国際課税について英語で学ぶことができます。私が取材した回では二重課税の負担をどのようにして減らすかという授業でした。「何を言ってるんだこの記者は?」という方たちのためにもう少し詳しく説明します。この二重課税において2つのケースのうちの特に「国際二重課税」についてです。2か国以上の国で年間を通して働いていた人は住んでいる国の法律に従って所得に対して税金を払うこと、また働いて所得を得た国の法律に従って税金を払うことでの二重課税となってしまう場合があります。この二重課税を減らす2つの方法のどちらが良いかというのがメインテーマでした。

国際二重課税についてのスライド1
国際二重課税についてのスライド2

少し難しい内容でしたが、先生がとても優しい方で授業も考える時間や調べる時間も設けられていたので受講している学生たちもリラックスして受けている様子でした!他の回ではグローバル企業の活動に注目して調査や発表をしたりもするそうです。

その受講していた4人の学生の話も聞いてきました。
中国から来た正規留学生ホウ センハクさん
「英語を学ぶのが好きでとりました。先生が優しくほかのたくさんの留学生もこの授業をとっているので授業を受けやすいです」
ドイツから来た交換留学生クリスチャン ナーゲルさん
「東京のビジネスや文化に興味を持って留学を決めた。大学で国際課税を専攻しているからこの授業を取ったんだ。ゲストスピーカーにスウェーデンの大学の教授が来てくれたりおもしろい授業だよ!」
韓国から来た正規留学生イ ヘミさん
「専門知識を英語で学べる授業はなかなかないので履修してみました。国際課税というテーマは難しいですが細かく解説してくれるし学生の興味に合わせたグループワークもできるやりがいある授業です」
この授業を履修している浅野ありささん
「他の学部の英語で行われる授業がどんな感じか気になって履修しました。英語で行われていてたまに難しさを感じますが、先生が日本語で解説してくれるのでその点問題なく授業を受けられています」

インタビューに答えてくれた学生たち(左からクリスチャンさん、ヘミさん、浅野さん)

いかがでしたでしょうか。この授業には今年5か国から来た学生たちがいます。国際交流のできる授業や機会はそう多くないので、ぜひ英語を学びたい学生はこの「ダイバーシティな授業」をオススメします!

編集後記:元インターナショナル誌の日本版編集部の方に聞いたところ、海外在住の日本人カメラマンやライターに仕事依頼をすると、二重課税を回避するために手続きや書類が必要で、これをしないで日本の所得税を源泉徴収した金額を支払ってトラブルになるケースが多いということでした。意外と身近なところでも必要な知識だということを後で知りました。

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