授業

2020.11.04

商学部教員がオンラインによる東華大学(中国)の集中講義を実施

菊池一夫(担当教員)

 商学部提携校の東華大学(中国・上海)からの要請により、2020年10月と11月の毎週金曜日に商学部の菊池一夫教授と町田一兵教授が東華大学日本語学科の学生に、オンラインによる集中講義を行っている。2011年以降、これまで毎年東華大学に商学部の教員が上海に一時滞在しながら、対面講義を行ってきたが、今年はコロナ禍のためにオンラインに切り替えて、集中講義を行う形式になった。

 今回は菊池一夫教授が商業経営論をベースに、流通業のビジネスモデルを中心に講義を行っている。町田一兵教授はグローバルに展開する交通の現状を中心に講義を行ってきた。 普段、日本語を勉強している東華大学日本語学科の学生にとって、今回の講義は日本語もさることながら、ビジネスの現状に触れ、日本の社会的現状に合わせて学ぶことができ、自らの知識の幅を拡充させられたことで多いに関心を持たれたといえる(毎回の講義終了後のアンケートによる感想)。

 こうした初の試みをスムーズに遂行するため、商学部の事務スタッフが教室の手配や当日のトラブルへの迅速な対応など、一丸となって協力してきたことに感謝する。 また、東華大学側も今回のオンライン講義の無事遂行に色々と気配りし、日本に長年留学経験を持ち、日本で博士号を取得した陳 韻先生を講義教室に常駐していただき、学生へのフォローアップと通信環境の整備などを配慮していただいている点に感謝したい。

 これまでオンラインによる国を跨ぐ授業はまだ一般的に行われていないものの、コロナ禍でこうした形式の授業が促成され、これをきっかけに新たな形の大学間国際交流に発展していくことを期待したい。

菊池教授のオンライン授業の光景
東華大学学生がオンライン講義を聞き入れる光景
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