授業

2022.02.09

特別テーマ実践科目D「オンライン講座「ラテンアメリカ・カリブ地域異文化国際交流プログラム(発展編)」 成果報告会を開催

中林 真理子(担当教員)

 本講座は春学期に開催した「ラテンアメリカ・カリブ地域異文化国際交流プログラム(入門編)」の発展編であり、同地域に関係する様々な経済・社会テーマについてビジネス面に特に着目して議論をすることにより、ラテンアメリカ・カリブ(以下LAC)地域で活躍するビジネス専門家、起業家やNGO専門家とネットワークを構築し、将来日本とLACの国際ビジネス連携をリードする人材、多角的な視野で相互理解に向けて協働できる人材の養成を目指しています。

 春学期に引き続き、オンライン授業となりました。春学期終了時の受講生からの要望を取り入れ、秋学期はLAC地域の協定校等の学生とのビデオカンファレンスを同じ相手と2週連続で行いました。食文化など話しやすい一般的なテーマを設定し、その分より深く議論が必要となる環境にしました。また、ビデオカンファレンスを行わない回には、カリブ地域を中心に学生にとって馴染みがない地域で社会問題に取り組むNGOの専門家の方々に現地からオンラインでご登壇いただきました。

 授業の最終回にあたる2022年1月12日(水)は100分の授業時間全てを使ってオンラインでの成果報告会を開催しました。ビデオカンファレンスのコーディネートなど全面的な支援をいただいた商学研究所特任研究員の六浦吾朗氏、外部専門家支援委員の金田行孝氏と松木健人氏、さらに、ブラジル駐在中の本学OB、ビデオカンファレンスの相手校の一つであるコロンビアEAFIT大学の羽田野香里先生と日本語クラスの学生たちがオンライン上に駆け付けて下さいました。全員、春学期の成果報告会にも御参加くださった方々です。

 受講生の多くは春学期から継続して履修しており、春学期の成果報告会から半年での成果を確認する機会となりました。この授業には1~4年生全てが参加しており、それぞれの経験に応じた目標設定とその達成度が報告されました。学生たちは春学期より高い目標を意識し始めたようで、多言語を習得することの意義に触れる学生が多く、参加したゲストからも「英語で交流できれば情報に困らないが、その国の言語で交流することで友人が増え情報量も格段に拡がる。」といった実体験に基づくアドバイスがありました。この他、最前線で活動中のNGOの代表の考えに触れ質問し議論ができたことなど、オンラインならではの利点も実感したとの感想もありました。

 本講座は2022年度も継続しますが、今年度の経験を踏まえ、オンラインの利点をさらに活かして授業を展開していく予定です。

ゲストスピーカーとの記念写真
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