ゼミ

2022.05.06

商学部生が熊本県長洲町訪問

水野勝之(担当教員)

 5月4日(水)水野勝之ゼミナール2年生2名が、水野勝之教授、土居拓務兼任講師に同行し熊本県長洲町(中逸博光町長。商学部OB)を訪問しました。長洲町に関しての調査を行うためです。12月に開かれる「エコプロ2022」(於東京ビッグサイト)において、水野勝之ゼミナールは長洲町の環境政策、福祉政策を紹介する予定です。  この日は「第27回火の国長洲金魚まつり」が開催されていましたので取材を行いました。最初に木育を見学しました。長洲町の政策の特徴は、健康のために高齢者に木育を実施していることです。その結果介護保険費用の総額を抑えることに成功しているとのことです。木育を福祉政策に取り入れた数少ない自治体です。 長洲町は金魚が特産であることから金魚の出店も見学しました。朝から金魚目当ての目利きのお客が周辺地域から押し寄せるそうです。長洲町の職員の方々が学生専用の金魚すくいを準備してくださいました。学生たちにとって貴重な、そして楽しい体験となりました。

木育取材.jpg

金魚すくい.JPG

金魚販売取材.JPG    

 また、当日会場ではチェーンソーアートの競技会(第11回長洲町チェーンソーアートの祭典)が行われ、学生二人も特別審査員に任命され、審査に参加することになりました。その日丸太からチェーンソーアート1本で仕上げられた8作品の評価を行いました。。どれもが素晴らしい作品で学生たちは採点するのに困っていました。通常大学生では味わえない体験をさせていただきました。  自治体の政策の研究はホームページで調べるだけでは足りません。実際に現地調査をし、初めてその実態が分かります。二人はその大切さを実感したようです。

審査風景.JPG

学生の感想

 井上菜々子(2年)

 今回初めて長洲町を訪問し、町の皆様の優しさや金魚まつりへの熱い思いを強く感じました。また、金魚の種類の多さの他、環境保護のみならず子供たちの教育・高齢者の方々の支援にもつながる木育の取り組みなど、現地に足を運んで初めて知ることが多くあり、実際に体験することの大切さを学びました。この学びをこれからの活動に生かしていきたいです。

 大熊桃佳(2年)  

 初めてのゼミ活動でしたが、長洲町役場の皆さんに1日つきっきりで案内していただき、貴重な体験ができました。金魚祭りの様子、木育などを通した環境活動への取組み、町の方々の努力、熱意、温かさなど、実際に行ってみなければわからないことを肌で感じると共に、現地に足を運んでみることの大切さを痛感しました。

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