ゼミ

2022.05.17

商学部生らが本郷3丁目にある「金魚坂」を訪問調査しました。

水野勝之(担当教員)

 2022年5月15日(日曜)、水野勝之ゼミナール2年生4名(熊本県長洲町研究班)は本郷3丁目にある「金魚坂」という金魚問屋・カフェ&レストランを訪問調査しました(同行:水野勝之教授・土居拓務兼任講師)。水野勝之ゼミナールの4名は熊本県玉名郡長洲町の活性研究を行っており、同町の特産品である金魚の主要な都内の卸先であり、かつ、同町のアンテナショップでもある「金魚坂」を調査しました。金魚坂は創業350年の金魚問屋だけでなく、小売りも行っています。東京都の中心であるにもかかわらず広い敷地で金魚を飼育、販売していました。

 金魚坂2.JPG

 金魚坂3.JPG

 

  金魚坂写真(柳生専務から説明を受ける)2.JPG


 金魚坂の専務取締役をされている柳生晴美氏から、金魚に関するお話、金魚坂が設立された経緯などを教えていただきました。

 「今、市場は金魚不足の状態にある」「金魚坂の金魚には長洲町の海苔の製作時に出る海苔の粉を混ぜたエサを食べさせているため健康である(廃物予定物の活用)」「金魚産地で金魚を養殖するときに一番大切なのは金魚池の土の養生である(1年ごとに水を干上がらせて土を変えないと弱い金魚しか育たなくなる)」など金魚の生産や飼育にかかる非常に興味深いお話を聞くことができました。

 長洲町の金魚養殖の特徴や海苔製造業との関連など前回の長洲町現地訪問の際にお聞きできなかった多くの話を頂くことができ、長洲町から遠く離れた場所での有意義な調査になりました。

学生の感想
木村陽人(2年生)
長洲町とのつながりで金魚坂に訪問しましたが、金魚、長洲町に対する熱い思いを感じ取りました。熊本県から遠く離れている東京で長洲町の金魚を取り扱うことで、日本の金魚文化だけでなく長洲町をも盛り上げることに貢献しているのだと実感しました。また、金魚すくい等の目的で来店する親子連れも多く見られ、町を活性化するための金魚の可能性を再確認できました。

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