2023年10月25日の加藤拓巳ゼミにて、Penguin Tokyo株式会社 代表取締役 関根佑輔氏に「不確実な未来の中でキャリアをどう切り拓いていくか」をテーマに講演して頂いた。

＜講演概要＞

・講師のキャリアの転換点（転職、異動、独立・起業、事業再構築、海外移住）に焦点を当て、変化の激しいマーケティング領域でキャリアを形成していくための教訓がレクチャーされた。

・具体的には、講師の過去の成功失敗体験から、①予想外の変化でも、自分が面白いと思ったら飛び込んでみること、②自分が成長していないと感じたら、思い切って環境を変えてみること、③辛い変化でも必ず意味があると信じて足掻いてみること、の重要性が説かれた

・学生からは、講師のキャリア転換点に関する質問に加え、人生・キャリアの転換点に直面したときの心構え・判断の仕方、将来キャリアを選択する上での指針、海外でのキャリア形成に関する質問が数多く出た。

・講義に加え、学生による研究成果の経過報告が行われるとともに、講師が立ち上げを支援したD2Cブランドのマーケティングキャンペーンを題材にしたグループディスカッション・発表も実施。講師から学生に対して、マーケティングの実務や事業の視点でアドバイスやフィードバックがなされた。

 

＜講師プロフィール＞

Penguin Tokyo株式会社 代表取締役

関根 佑輔


08年早稲田大学政治経済学部卒業後、マーケターの道を志し、同年松下電器産業（現パナソニック）に入社。薄型テレビ事業のヨーロッパ市場向けマーケティングを担当するも、リーマンショック後に当時の日本史上最大規模の赤字を当事者として経験。闇雲な事業拡大の恐ろしさや戦略の重要性を痛感し、10年アクセンチュアへ。戦略コンサルタントとして新規事業開発やM&Aに伴うブランド統合戦略策定などを支援した後、14年にコンサルと広告代理店の融合体であるアクセンチュア・インタラクティブ（現アクセンチュア・ソング）へ移籍。グループのサブリードとして、サービスデザインやブランドコミュニケーション戦略策定、マーケティング組織・業務変革、データアナリティクスなど数々のプロジェクトを率いる。2018年にPenguin Tokyo を設立し、国内外の大手消費財ブランドを中心に、マーケティング変革支援に全力を注いでいる。マーケティング戦略立案、商品・サービス・COM企画が専門。