ゼミ

2023.11.20

総合学際ゼミ — 李ゼミが3年ぶりに恒例の韓国合宿を実施!

李 英美(担当教員)

 李ゼミでは、コロナ禍で中止していた2,3年生合同の韓国合宿を3年ぶりに実施しました。待ちに待った韓国合宿をとても楽しみにしていたので、出発までの春学期の間のゼミはもっぱら韓国合宿のことに充てられるほどでした。
 2学年合わせて約50名のゼミ生は、5~6名のグループに分かれ、それぞれのグループリーダのもとに安い航空券の探しと予約、ホテルの探しと予約、部屋割り、自由時間に訪ねてみたい所の探しなどを決めておきました。
 9月12日〜15日の3泊4日のゼミは、到着初日の夕食を日本で改めて予約しておいたソウル市内の食堂で全員一緒にとりました。

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 翌日は終日、韓国内のオプションツアーを利用して貸切バス2台でDMZ(南北境界線のある非武装地帯)ツアーを行いました。北朝鮮に最も近い所で望遠鏡を通して見える北朝鮮の人々の動きに、ゼミ生たちは「人がいる!動いてる!」とお声を出しました。

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 また、バスがDMZに入るための道路に差しかかった際、ガイドさんから日本でも有名なK-ドラマの「愛の不時着」で主人公の二人が立っていた道路であるとアナウンスされると、それまでに寝ていた学生たちが起き出し、また一部の学生たちは歓声をあげました。
 DMZツアーをとおしては、実際のDMZを目の当たりにし、普段教科書でのみ学んできた韓国戦争と南北分断、そして今日の北朝鮮と韓国の対置状況について改めて考え、学ぶことができた貴重な機会となりました。
 三日目は自由時間を設け、グループごとに自由なところを訪ねることになっていました。各グループのリーダーは韓国内で通用する携帯電話の状態にするため、携帯電話のU₋シムを入れ替えて常に先生と連絡がとれるようにしていました。

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 それぞれ違った関心と興味をもったグループは、たとえばK-popを生み出しているエンタテインメント会社のめぐりを行ったり、古宮めぐりをしたり、若者が集っていつも賑やかなホンデ前、ストリートフードや買い物で人がたくさん訪れるミョンドンなどを、ソウルの電車を利用して移動していました。

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 四日目は、朝早くホテルロビーに集合し、解散しました。バスで空港に向かうグループ、電車で空港に向かうグループ、市内をもう少し回ってから空港に向かうグループなど、それぞれの判断で飛行機の搭乗時間まで自由に過ごして、日本へ帰りました。

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 李ゼミの韓国合宿で強調される点は、航空券とホテルの予約から現地でのスケジュールまで、すべての日程をゼミ生たちだけで組み立てて実行するということです。

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