2024.12.09
菊池一夫ゼミナール4年生 2024年度各地販売士協会懇談会で研究報告
菊池一夫(担当教員)
2024年12月6日にエッサム神田2号館(東京都千代田区内神田3-24-5)で、日本販売士協会(会長:大島博日本橋千疋屋総本店社長)における全国各地にある販売士協会の年次ミーティングが開催された。全国各地の販売士の代表が集まり、日本販売士協会及び各地の協会の活動報告が行われた。
同会合で、菊池一夫ゼミの4年生の志賀由季さん、本多舞さん、山末健人さんが、マルトモ株式会社との共同研究の成果を報告した(マルトモ株式会社には許諾済み)。テーマは「20代に向けたマーケティング・コミュニケーション」で講演した。推し活とドネーションをもとにブランドのエンゲージメントを高めるマーケティング施策である。
参加者からは若者ならではの消費行動についての関心が高まり、懇親会では活発な議論が生まれた。
志賀由季 リテールマーケティングについて熟知されている方々から自分達の研究についてご意見をいただくことができたため、改めて研究活動を振り返る機会となった。本会合に参加するまでは販売士検定についてあまり知らなかったが、各地販売士協会において検定の対策から受講後のフォロー等多様な活動が行われていることが分かり、販売士検定への興味が深まった。
本多舞 販売士に関して、検定を受ける受験者や合格した後協会に入ってくれる入会者を増やすために、各地で様々な取り組みを行っていることがわかり、その中で各地販売士協会が産学連携に強い興味を持っていることが印象的だった。報告やその後の議論から、授業で一方的に伝えるだけではなく連携して学生と共に販売士を広める活動が活発になるのではないかと感じた。
山末健人 マルトモ株式会社との共同研究の成果報告を行い、様々なバックグラウンドを持つ方々から感想をいただけたことは、新たな視点を得る貴重な経験となった。また、実際に販売士協会の方々による報告や議論を拝聴し、地域の自治体や高校、大学と連携して販売士の受験者数や販売士協会の会員を増やす取り組みが、地域の強みを活かしたものになっており、非常に興味深かった。さらに、報告後の議論を通じて、今後は学生との連携がより活発になる可能性を強く感じた。