ゼミ

2025.03.17

水野勝之ゼミ生が嬬恋村活性化の調査をしました

水野 勝之(担当教員)

32日―3日、水野勝之ゼミ生2年生の林真里奈さん、小野亜美さんが群馬県嬬恋村(明治大学との協定地域)の活性化のために温泉の調査を行いました。本大学大学院商学研究科博士前期課程の学生でもある月岡忠さん(杉並学院高等学校教員、明治大学大学院商学研究科博士前期課程2年)、杉並学院高等学校3年生の我那覇咲希さん、本多真理さんも同行しました。嬬恋村の温泉は先日日本一の栄冠に輝きました。しかし、日本一広い村である嬬恋村には、日本一になった万座温泉以外にも多くの温泉が存在しています。

万座温泉だけでなく、バラギ温泉の湖畔の湯、鹿沢温泉の休暇村嬬恋鹿沢、そして一つ離れている半出来温泉を巡りました。各所でインタビュー調査を行いました。32日は万座温泉日進館でのインタビュー。相談役の大野克美さんも参加くださり万座温泉の魅力を語られました。3月2日は湖畔の湯の支配人、休暇村嬬恋鹿沢の支配人のお話を聞けました。また、半出来温泉の経営者の方にはご夫婦が高齢化し、かつてのようには運営できないけれど息子さん夫婦がお手伝いしてくれて助かっているというお話を伺いました。 

バラギ温泉湖畔の湯.jpg

写真1:バラギ温泉湖畔の湯

鹿沢温泉休暇村.jpg

写真2:鹿沢温泉休暇村

半出来温泉.jpg

写真3:半出来温泉

参加者のコメント

我那覇咲希さん(杉並学院高等学校3年生)

嬬恋村万座温泉日進館では営業部長、先代社長から営業に関しての取り組みについて取材ができた。注目する点は、温泉だけにフォーカスするのではなく、客層の好みに合わせて照明の色を変えたり、高齢者向けには独自の健康プログラム、若者や家族連れに対してスタンプカードの作成を実施し、来客者の健康増進を図る取り組みが注目できた。この取り組みは、日進館だけに留まらず万座温泉全体が来客者の要望に応えるよう地域の温泉が一致した姿勢で取り組んでいることが印象的であった。

本多真理さん(杉並学院高等学校3年生)

嬬恋村万座温泉では、大学生と高校生が、個々に電話での取材交渉を行うフィールドワークを行った。私たち高校生は、万座亭で取材を行い営業担当者から、営業や今後の営業方針などを聞くことができた。その後は、大学生と共に日進館の営業部長と先代社長の取材を行った。万座温泉の旅館の比較を行うと、万座亭と隣接する日進館は僅か徒歩2分程であるのに、旅館ごとの宿泊客の目的別割合やシーズン別の利用者数に大幅の相違があることが分かった。また、先代社長からは万座温泉の歴史に関する話しや、万座温泉が再度人気になった理由など貴重な話を聞くことができた。

月岡忠さん(明治大学大学院商学研究科博士前期課程2年生)

大学生と高校生による嬬恋村活性化の調査をサポート。大学生と高校生による温泉の調査に当たっては、事前に質問項目などを用意したものを現地スタッフに送り取材が円滑になるよう手配した。限られた時間の中と、多忙な温泉の管理者からは貴重な話だけでなく統計データなども手配していただいた。大学生が中心となって、高校生と分担して取材交渉するなど現地でのフィールドワークを積極的に行っていた。

MENU