ゼミ

2026.10.09

2026年度 神岡中学生による明治大学訪問

中川 秀一(担当教員)

文責:浦野恵都・伊藤真菜・中川結友

 中川ゼミは2026年5月29日、明治大学駿河台キャンパスにて、岐阜県飛騨市神岡にある神岡中学校3年生の皆さんをお迎えし、修学旅行の特別プログラムとしてキャンパス訪問受け入れを実施しました。今回来てくださったのは、昨年12月に神岡で交流した2年生(現3年生)の皆さんです。中川ゼミでは5月と12月の年2回、岐阜の中学生と交流を行う文化が根付き始めており、今年で2年目になります。(詳細は昨年度の記事をご覧くださいhttps://meiji-commerce.jp/seminar/content-22.html)

 神岡中学校の校長を務める深山学先生と中川ゼミには、以前から交流があります。今年で19年目を迎える中川ゼミは、現在「小鹿野PJ」「日本ワインPJ」「横浜PJ」の3つのPJで活動していますが、これまでPJ編成は幾度も変化してきました。その中で、かつて活発に活動していたのが「山之村PJ」です。

 山之村は岐阜県飛騨市、標高約1,000mに位置する7つの集落からなる地域で、「地図に名前のない、天空の隠れ里」とも呼ばれています。先輩方は定期的に山之村を訪れ、山焼きや寒干し大根づくり、農業用水路の清掃、伝統行事など、地域の暮らしに深く関わる活動を行っていました。また、当時山之村の小中学校で校長を務めていた深山学先生とも、運動会や学習発表会への参加などを通じて交流を深めていました。(www.facebook.com/ShanZhiCunniGuirou/)

 山之村PJはコロナ禍を経て活動を終えましたが、そのつながりは途切れませんでした。深山学先生の異動先である神岡中学校は山之村から車で約30分の距離にあり、山之村PJで築かれた関係を基盤として、現在の神岡中学校との交流へとつながっています。

 当日は、神岡中学校の皆さんが企画してくださったアイスブレイクで幕を開けました。グループに分かれて神岡中学校独自の教育カリキュラム「探Q学習」の成果発表と今後の活動計画についてプレゼンテーションをしていただきました。地域の企業や行政と連携しながら課題解決に取り組んだ経験や、活動を通して得られた学びについて共有していただき、その後はゼミ生との活発な意見交換が行われました。

 ゼミ生からは、普段の講義で学ぶマーケティングの視点を踏まえ、「誰にどのような価値を届けたいのか」という目的や対象を明確にすることの重要性や、多様な立場の人々の意見を取り入れながら課題解決を考える視点についてアドバイスを行いました。また、中川ゼミで地域や企業と連携したプロジェクトに取り組んでいる経験を基に、現場での対話を重ねることの大切さや、地域の魅力を客観的に捉える視点など、実践的な学びを交えながらフィードバックを行いました。

 その後、ゼミ生企画の神保町ツアーを実施しました。私たちは当たり前のように「カレー屋巡り」「書店巡り」「大学徒歩圏内の飲み」など大学生ライフを満喫していますが、これは当たり前のことではありません。学生の多さ故に時代と共に形作られてきたのが、今の神保町なのです。そんな神保町を、歴史やクイズを交えて30分案内しました。神保町ツアーを自ら組み立てることで、今まで目に留めなかった神保町の魅力を感じることができ、首都圏の大学と地方の学校の連携の意義をここにも見出すことができました。カレーの匂いでお腹を空かせた後は、リバティータワー17階「スカイラウンジ暁」で昼食をとり、無事今回のプログラムを終えました。

 今回の交流でも、中学生の皆さんは探Q学習を進める中で生まれた課題や疑問を率直に共有してくださり、ゼミ生との意見交換を通して新たな視点を取り入れようとされていました。この姿に私たちは多くの刺激を受け、そして、「大学での学びをどのように生かすか」「中学生に対してどのように伝えるか」など多くの気づきを得ることもできました。

 今後探Q学習がどのように発展し、最終発表として形になるのか、今年度後半に予定されている神岡中学校への訪問が今から楽しみです。このような貴重な交流の機会を設けてくださった神岡中学校の先生方・生徒の皆さん並びに中川教授に、心より感謝申し上げます。

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探Q学習発表の様子(2026.5.29撮影:中川秀一教授)

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めいじろうショップに立ち寄り、各自お土産を購入した(2026.5.29撮影:中川ゼミ18期伊藤真菜)

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神保町街歩きの様子(2026.5.29撮影:中川ゼミ18期伊藤真菜)

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リバティータワー17階の学食で昼食を取る様子(2026.5.29撮影:中川ゼミ18期伊藤真菜)

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