授業

2022.03.10

特別テーマ実践科⽬B 「ビジネス実践‐神奈川県三浦市の地域課題解決‐」成果報告会報告

齋藤美和子(担当教員)

2022年1⽉18⽇(火)に特別テーマ実践科⽬B「ビジネス実践‐神奈川県三浦市の地域課題解決‐」の秋学期成果報告会を開催しました。

本授業では地方・地域をテーマにその土地で抱える社会課題にさまざまな角度から取り組んできました。2021年度は神奈川県三浦市をテーマ地域とし、三浦市役所と三浦にて地域活性化事業を手掛ける波止場商店の皆様と連携してワークを進めました。秋には現地へのフィールドワークも行い、現地を訪れることで地域課題を肌で感じると共に、地域の方々と直接コミュニケーションをとることで理解を深めました。

最終発表では審査員の方々5名の前で、各チーム半年に渡って考案してきた内容をプレゼンテーションを行い、優勝チームが選ばれました。

三浦市と明治大学商学部のつながりは15年目となり、今後もさまざまな関わり合いを通して、地域活性化つながる学びを創造することができたらと思っています。

■最終発表内容

1班「三浦市若者大循環作戦」

深刻な少子高齢化が進む三浦市において、若者を呼び込むことを目標に提案内容を作成。大学生をターゲットに、三浦の特産品を使った「商品開発コンペティション」を開催することで、地域への興味を喚起。また同プログラムに取り組む期間は三浦市へトライアルステイをすることで、三浦での生活を体感してもらうことにした。地域の魅力を暮らしながら感じることで、長期的な視点で若者へアプローチしていくことを狙いとした。

2班 「三崎カフェストリート」

フィールドワークで感じた「人流の少なさ」「店が点々としている」「休憩できる場がない」といった課題を解決すべく、『シェアカフェ』という仕組みを利用して、三崎にカフェストリートを作ることを提案。三崎を活気のある町にしたいという学生の想いから、小商いを増やすことで関係人口の増加を狙った。実際に三浦で飲食業を営む女性オーナーへのインタビューも実施し、都市部ではできないスタイルとして最終発表を行った。

3班 「三浦市でお店を開く人を支援する事業立ち上げ支援」

三浦市の「人口流出・人口構成・市への不満」といった視点から、現状の地域課題を分析。なかでも三浦市の働く場や市内雇用少なさに着目し、「事業立ち上げ支援」を提案。三浦で新規事業を立ち上げるメリットを説明し、逆指名制度やクラウドファンディングによる事業支援が雇用創出につながるのではないかという仮説を立てた。【みうらワークプロジェクト】と題し、空き家を活用してお店を増やすことで、将来的に雇用をふやしていけると発表した。

4班 「三浦市の観光を満喫できるフォトロゲイニング」

コロナ禍において、三浦の観光客消費額が減少しているという課題に注目。観光の重要性を説き、三浦市の観光資源を活用した『フォトロゲイニング』を提案。フォトロゲイニングとは、地図をもとに時間内に チェックポイントを回り、得点を集めるスポーツのこと。代、表的な観光地だけでなく、地元の方々だからこそ知るスポットもチェックポイントにいれることで、三浦市の観光資源を回遊しながらゲームを提案した。

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