2020年は"コロナ"に翻弄される1年になってしまいました。

コンサルティング実践も春学期は全てオンラインとなり、企業からのテーマ設定を受けて、そのテーマを実際に企業に赴き体験することが難しかったため、OBの協力を得て企業での仕事の流れを確認するとともに、コンサルティングプロセスをケーススタディで行うこととしました。

しかし、秋学期はテーマ企業であるポラス株式会社さまの協力を得て、いただいたテーマである「～ニューノーマルな暮らし価値の創造～商圏エリア外からのプロモーション企画提案」に真摯に向き合ってくれたと考えます。

企業の方々の協力により、コロナが一定に収まっていたタイミングには対面による中間報告の実施も実現出来、またそれぞれが選定した物件に関しても直接訪問を実施させていただきました。

例年であれば当然と考えられる足による情報収集も今年においては大きなトライとなりました。学生も当然のケアを行いながらも収集したい情報を事前に整理しておくなど、その機会を活かそうという姿勢は例年以上だったのではないかと考えます。

それぞれがテーマに真摯に向き合い、"制約から解放される街"、"街で育てる"、"リズムのある暮らし"などキーワードを生み出し、そのキーワードが表す街を描き、それをどのように構築していくのかをまとめてプレゼンテーションしてくれたと考えています。

この講義もニューノーマル下での取り組みとなり、不完全燃焼な部分もあったかと思いますが、ビジネスでも2020年度はコロナ禍であったことは全産業に平等に起こっていることも事実と考えます。

学生としては、その環境下で何を学んだのかを語れることこそが今後に活きてくると考えます。

本年の経験を活かして、来年以降の活躍を期待したいと思います。