2017.10.04
外国専門書講読の受講生が経済教育学会第33回大会で報告しました
水野勝之(担当教員)
2017年10月1日、外国専門書講読(水野勝之教授担当)の受講生3人が経済教育学会第33回大会で口頭報告を行いました。担当の水野教授との共同報告でした。
「学生版COREプロジェクトガイドブックの作成-学生の学生による学生のためのガイドブック-」 経済教育学会第33回大会 2017年10月1日(富山大学五福キャンパス)
○水野勝之、黒沢健人、廣瀬佑、柴田加菜子
大学間協定留学(香港中文大学)から帰国した柴田さん(4年)は大学で英語を勉強する必要性について、黒沢さん(3年)と廣瀬さん(3年)は実際に自分たちで作ったCOREプロジェクト(注)のガイドブックについて報告しました。学会報告は初めてということもあり、3人は朝から緊張していました。報告の後の質疑応答では他大学の先生たちから3人に質問が出され、それぞれ苦労しながら答えました。3人は他の分科会に出席したり、学会が開催した研究倫理セミナー(論文の書き方の注意)に出席したりと充実した日を過ごしました。
参加した学生のコメント
黒沢さん「自分よりも何十年も先輩の方達のいる中での発表は緊張しましたが、それ以上に得るものも多く貴重な経験をさせていただきました。これからもこのような機会があれば逃さないようにしていこうと思います。」
廣瀬さん「他の先生方が話される内容も聴講させて頂き、また、私も発表の場を設けて頂けて大変貴重な体験でした。」
柴田さん「今回経済教育学会に出たことは、自分にとって学ぶことの多い貴重な経験となった。こういった機会をくださった水野先生に大変感謝している。」
教授側の方針
今年度から90分授業が100分授業に変わりました。それに伴って外国専門書講読の授業も工夫を行うこととしました。逐語訳を進めていくだけの授業は、木を見て森を見ない授業(=全体の経済学のコンセプトや内容を理解せずに目先の英文だけを訳す)になりがちです。そこで、授業時間の半分を木を見る授業(逐語訳)、あと半分を森を見る授業としました。森を見ることの具体的工夫として、他の学生がその英書を勉強するのに事前に見ると参考になるガイドブックを作ることとしました。COREプロジェクトと言うEブックのユニット15のイントロダクションと第1節についてそれぞれ作ることにしました。その評価を受けるため、前述の学会に参加しました。
(注)大学生向け経済学の教科書。Webコンテンツとして無料で配信されています。9月にニューバージョンが出ました。旧バージョンのユニット15はユニット16に移りました。
http://www.core-econ.org/the-economy/book/text/0-3-contents.html