2019.12.10
マルトモ株式会社杯マーケティング・コンペで菊池ゼミ(3年生)が1位、2位、3位入賞
菊池 一夫(担当教員)
2019年12月6日午後1時から明治大学駿河台キャンパスで、かつお節で有名なシーフードの食品総合メーカーであるマルトモ株式会社(愛媛県伊予市)の主催で、同社の「国産野菜のブイヨン」のリニューアル策に関するマーケティング提案のコンペが行われた。同志社大学商学部の上田雅弘ゼミ(3年生)から4チームと、本学商学部の菊池一夫ゼミ(3年生)から3チームの合計7チームが出場した。
当日は同社の明関眸副社長、土井幹治開発本部長などの4名の経営幹部が出席し、各チームのプレゼンテーションを聞き、活発な質疑応答を行った。同志社大学はアンケート調査をもとにコレスポンデンス分析や共分散構造分析を用いた分析結果を基に提案がなされたのに対して、菊池ゼミはインタビュー調査や店頭調査などの調査を行い、マーケティング提案を行った。マルトモ株式会社の審査の結果、明治大学の3チームが1位、2位、3位に入選した。マルトモ株式会社の土居開発部長からはハイレベルな提案でプロモーションに採用していきたいという総括コメントをいただいた。
明治大学の各グループの代表者のコメントは以下の通りである。
1位:明治大学菊池ゼミA班 氏名 増田 凌也
食品のリニューアル策の討議ということで、ほとんど馴染みのないことばかりで苦労したが、商品の強みに着目し、それを活かす提案をした。実際にパッケージを作り、それを渡すなど、聞いている人に商品イメージがしやすい発表ができた。本番資料について直前まで改良し、我々の最後まで妥協せず諦めない姿勢が結果に結びついたと思う。今回の発表で1位という評価を頂き、自分たちのやっていることに自信を持つことができた。
2位:明治大学菊池ゼミC班 氏名 伊藤 龍司
普段は小売業のマーケティングを勉強しているが、今回は商品のリニューアル策の提案ということで別の分野の研究になると思っていた。しかし、小売店の棚を分析したり最終消費者の購買行動を調査したりと、商品開発と小売業は密接に関わり合っているということが分かり、また新たな学びとなった。最終的に2位という結果に終わったが、マルトモ株式会社の皆様から高評価をいただき、自分たちの取り組みに自信を持てた。
3位:明治大学菊池ゼミB班 氏名 石田 雅一
食品のリニューアル策の討議ということで、最初はどう進めていいのか戸惑いもあった。しかし、現状分析や定性調査から本来のターゲットに行き届いてないことがわかり、ターゲットの変更という提案をし、商品開発の深いところまで触れることができた。結果として明治大学菊池ゼミが3位まで独占したのは嬉しかったが、個人的に発表する上での改善すべき点が多々あると感じた。