2021.05.12
2人の商学部OB町長が授業参加
水野勝之(担当教員)
4月26日の水野勝之ゼミナールの授業に、ZOOMでお二人の商学部OB町長が参加くださいました。
4年生授業
3時限目の4年生ゼミの対面授業には、熊本県長洲町長中逸博光氏が参加くださいました。コロナ禍ですのでZOOMでの参加です。長洲町の概要や産業についてお話しくださいました。金魚や造船などの主要産業があるものの人口が減少し少子高齢化では苦労していらっしゃるようです。新たな対策として、有明海の自然資源を生かし、あさりを育てることに力を入れていらっしゃるようです。「地元造船所の労働力は確保されているのか」という大学生からの質問に対して、多くの外国人労働者に助けられているとの回答。今は単身で多くの人が来ているが、家族で来てもらえると町に活性化につながるとお話しされていた。
- 長洲町長中逸博光氏
3年生授業
4時限目の3年生ゼミの対面授業には、北海道浦幌町長水澤一廣氏が参加くださいました。浦幌町は食料自給率が1000%を超える第1次産業が盛んな街です。近年の努力についてお話しくださりました。浦幌町の売りは、中学生が授業の中で提案したことを大人たちが実現させること。中学生の提案の多くが調整の中で実現している。その魅力もあり、全国から多くの人が集まり、新たな産業を興してくれているとのこと。二束三文にしかならなかった白樺の木を壁材などにする会社も起業され、全国から多くの引き合いが来ているとのこと。中学生を核とした渦巻き効果で、地域が活性化されているとのこと。
- 浦幌町長水澤一廣氏
ゼミ生たちが1年間両地域を研究し、活性化の提言をします。コロナ禍で行き来できず遠くからの研究になりますが、明治大学商学部の学生たちの提言を両町長さんは期待くださっているようです。年度末にZOOMで発表予定です。
大学生の感想
中澤美月(4年生)
長洲町の現状について、中逸町長よりお話を伺いました。少子高齢化が進む中、長洲町では福祉や教育に力を入れ、住みやすい町づくり政策を行なっていることがわかりました。また、有明海の海産物も魅力的で、是非訪れてみたいと感じました。
川添悠河(3年生)
今回は浦幌町長である水澤町長にお話をお伺いすることが出来ました。浦幌町の魅力や、今後の課題など中々聞くことのできない話をしていただき、貴重な経験になりました。中 でも14年間町長を続けているやりがいについて、水澤町長の浦幌町への温かい思いを強く感じました。今回の経験を、今後の浦幌町の研究に活かしていきたいと思います。