2019.03.25
商学部生が英国ロンドン大学および経済教育学会春季大会で研究成果を報告
水野勝之ゼミナール2年生のCOREグループ(一本木蓮、原田凌弥、丸井颯、山本隼也)は、ロンドン大学の教員を中心に作成されたCORE-ECON(経済学の教科書)を「日本の大学の授業でも広める研究」を行ってきました。担当の水野教授らとともに、ユニット1、8,9,16の教員用ガイドブックを作りました。これから日本の教員がCORE-ECONを活用するための指針をまとめました。その中で、自分の割り当てられたユニットを勉強した学生たちは、各ユニットを勉強する前に初学者が見ておくとよい映画をとりあげ、その理由を記しました。
1)ロンドン大学UCLでの報告*
2019年3月20日、学生を代表して丸井颯さんが担当の水野教授とともにロンドン大学UCLのWendy Carlin教授を訪問しました。Wendy教授に、ガイドブック4冊を手渡すとともに、その説明を行いました。丸井さんも、自分の箇所だけでなく残りの3人の箇所についても代表して質問に答えました。Wendy教授は、大学の先生だけでなく、大学生の意見も聞けることが非常に有用であると感じられていたようでした。CORE-ECONEを日本で広めていくための今後の研究についても相談しました。Wendy教授との面会後、秘書の方がUCL内を案内してくださいました。歴史のある建物、最新の建物が混在している姿はイギリスの大学ならではの風景でした。
*昨年3月にも商学部生3名(水野教授担当外国専門書講読)が訪問しています。ロンドン大学でワークショップを開いていただき、成果を報告しました。
【学生の感想(丸井颯)】
今私達が学んでいるCOREという経済学の教材を作った、ロンドン大学のWendy教授に直接お会いして、自分たちの活動報告をしてきました。まさかロンドンに行って報告する機会があるとは思っていなかったので緊張しましたが、とても貴重な経験になりました。また、改善点等もご指摘頂き、このCOREについてより考えることになり、実のある報告ができて良かったです。
- Wendy教授(左から二人目)
2)経済教育学会春季大会での報告
3月23日(土)明治大学駿河台校舎で経済教育学会春季大会が開催されました。「CORE-ECON『ユニット1,8,9,16』の指導者用ガイドブックの作成」(報告者 水野勝之、一本木蓮、原田凌弥、 丸井颯、山本隼也他)と題して学生たち4名も成果を報告しました。4人は担当ユニットの自分の作成個所について説明しました。
同時に、学生たちは学会では準備、受付などをボランティアで手伝いました。学会では裏で準備してくれる人たちがいて初めて報告できます。昨年8月学生たちは韓国の学会で報告しましたが、韓国の学会の方々が多くの準備をしてくださったところで報告するだけでした。今回学会開催の裏での苦労も勉強する機会となりました。
- 受付をお手伝い
【学生の感想】
一本木蓮
今回の発表では、自分たちの取り上げた映画について伝えるだけでなく、学会の雰囲気を感じるとても良い体験になりました。
原田凌弥
まず、このような場で発表出来たことに感謝しています。私たちが発表した、経済学関連の映画を見て、少しでも経済学を勉強する人の役にたてれば幸いです。
丸井颯
ロンドンでの報告から帰ってすぐの発表だったので、落ち着かなかったですが、うまく発表することができて安心しています。学会で報告するというなかなかない機会なので、この体験を大切にして、次に繋げたいと思います。また、学会の最後に受けた「チューリップに関するアクティブラーニング」の実験授業(富山大学新里泰孝先生)が面白くて、受講していて楽しかったです。
山本隼也
経済教育学会に参加して発表をする機会が得られてとても貴重な経験になりました。他の教授の方々の発表も興味深いものが多く、深い教養を身につけることができました。
- 発表風景