2018.07.17
商学部2年生がアカエゾマツ研究交流会で報告
2018年7月3日(火)、水野勝之ゼミナール2年生が、第6 回研究交流会「第6回アカエゾマツサミット(in 旭川市)」(主催:一般社団法人Pine Grace)で研究報告を行いました。国産材の中で活用があまりなされてこなかったアカエゾマツについて、国内で有効活用方法を考えていこうという研究会です。林野庁、北海道庁、酪農学園大学の方々が多数参加された研究会です。
ここで、「アカエゾマツ経済学的アプローチの国際化の試み」と題して緒方明虎 高橋広宇 程塚健太の3名の商学部生が、水野勝之担当教授、土居拓務明大商学研究所特任研究員と共同報告しました。
くしくも、7月3日(火)11時はゼミの授業時間で開催地の北海道旭川には足を運べません。そこで、6月19日(火)のゼミの時間に、和泉情報メディア事務室の協力を得て、3名の学生と水野担当教授の4名が撮影を行いました。ビデオレターの形で7月3日当日旭川会場で映してもらうことにしました。
7月3日(火)ゼミを和泉校舎M408教室で行いました。この日情報メディア事務室の方がテレビ会議を準備くださいました。テレビ会議で旭川の研究会に参加した学生たち及び教授は、他研究者の報告を聞くとともに、11時50分から自分たちの研究成果の報告を行いました。報告冒頭、まずあいさつをしました。本日はあいさつだけとはいえ、学生3人は緊張していました。その後、北海道の会場において、先日撮影した研究報告ビデオレターを流していただきました。20分ほどの発表になりました。
アカエゾマツから作られた新商品について、学生たちは、マーケティングの観点からコメントしました。ゼミ生全員で試しに使ったり試飲した結果、価格面、パッケージ面で改善すべきだと挙げられた点を伝えました。例えば、アカエゾマツティッシュについては、商品として香りもよくリラックス効果も見込めるが、1つ500円という価格は高すぎる、アカエゾマツソーダについては、見栄えに関してパッケージのデザインやソーダ内で演出されている浮遊物について再考したほうが良いなどを指摘しました。
今日はビデオレターが大半だったとはいえ、大人たち、しかも林業の研究や行政のプロの人たちの中での発表で、3人の学生は一つ大仕事を成し遂げた達成感を感じていました。担当教授に、彼らの充実感が伝わってきました。アカエゾマツのマーケティング研究への思いをより強くさせた経験だったようです。
学生の感想
緒方明虎
今回、販売前の新商品の試飲したり試しに使ったりして、私たち学生の意見を開発者の方々に述べるという貴重な体験を出来たことをうれしく思います。また、これらの体験を経て商品の販売には様々なプロセスがあり、開発者の方々の絶え間ない努力があることを実感いたしました。将来商品開発の仕事に携わった場合、今回の体験を生かしていきたいと思います。
高橋広宇
今回の活動では林野庁の方々も出席するサミットにビデオレターやスカイプを通じて参加するという非常に貴重な体験ができたことを嬉しく思います。また、開発途中の商品を実際に使用し、その感想・改善案を直接開発者に伝えることが出来たのも、普通に生活していたら出来ないことであり、ゼミならではの活動だなと感じました。
程塚健太
今回、私たちの班はアカエゾマツの新商品を試飲したり試しに使ったりして、開発者の方々、アカエゾマツサミットに参加されている方々に意見させていただきました。学生の意見を聞きたいということで、率直で簡潔な意見をすることを心がけました。貴重な体験をさせていただいただけたでなく、商学部らしいことができたと思います。この経験を生かし、商品開発のプロセスやそこから生まれる経済的アプローチにも、今後積極的に興味をもっていきたいと思います。