ゼミ
2019.06.05
藤田ゼミがカルチュラル・スタディーズ学会で発表
商学部3年 加瀬史温(藤田結子ゼミ)
藤田結子ゼミ(社会学)では昨年度から継続して「都市における若者のSNSと文化」について研究を進めてきました。今回、この研究成果を慶應義塾大学で開催されたカルチュラル・スタディーズ学会2019年度大会にて発表しました。
本研究では、SNS時代に生きる現代の若者に焦点を当て、彼・彼女らがどのような文化を都市で形成し、そこにメディアやSNSはどのような影響を及ぼしているのかについて明らかにするべく、エスノグラフィーを用いた参与観察調査を行いました。研究期間としては約1年間、繰り返しフィールドに通いました。実際に聞き取りをした人数は150人を超え、「厚い」記述を行うことをめざした調査となりました。
当日、ゼミ生は以下の2つのテーマの発表を行いました。
「新宿PePe広場における「現代メディア・イベント」――都市型広告とSNS利用」
「韓国文化が「日常に入り込む」SNS時代の若者――新大久保の調査から」
学会ではゼミ生による発表の後、他大学の教授や大学院生、研究者から質問・コメントをいただきました。新たな見地や論点が示され、ディスカッションも行われました。教室は満席、立ち見もでました。若者に焦点をあて、新たな知見を提示した興味深い内容であったと学会に参加された研究者や編集者の方々から高評価を頂きました。