授業

2019.08.27

「計量経済学A・B」受講生他がアカエゾマツ研究会で報告

水野勝之(担当教員)

8月24日(土)「第 7 回アカエゾマツサミット in 阿寒湖温泉」(主催 一般社団法人Pine Grace 後援 一般財団法人前田一歩園財団、明治大学経済教育研究センター)が北海道阿寒湖まりむ館(観光案内所を兼ねた公民館)で開催されました。北海道に生息している大量のアカエゾマツが有効利用されていないため、アカエゾマツにはどのような効能があるのか、それをどのように活用できるかについての研究発表が行われました。抗菌作用、ストレス低減作用などがあることが報告されました。具体的には、人間や牛のたむしを直せる可能性があったり、口臭を予防する効果があったりと様々な可能性が報告されました。

この研究会のポスターセッションに計量経済学A・B(水野勝之教授担当)の受講生である林奎振(イムギュジン)さんが参加しました(水野勝之教授に同行)。

発表内容

「アカエゾマツ機能評価の考察-韓国との比較から-」

土居拓務(明治大学商学研究所特任研究員),水野勝之(担当教員),林奎振(計量経済学A・B受講生),一本木蓮(水野勝之ゼミナール、以下同様),原田凌弥,丸井颯,山本隼也,緒方明虎、高橋広宇,程塚健太,伊庭翔也,阿部水晶,阿部昇乃,加藤慧也,野澤秀陽,森田修司

この研究は、アカエゾマツの効能を含んだ商品が韓国の市場でも販売できるのではないかという視点のものでした。韓国の現地の方155名と一般の日本人300名にアンケートをとった結果、日本人よりも韓国の方のほうが、木材の持つ効能に関して格段に魅力を持っていることが分かりました。

林奎振さんがポスターの前で、韓国の方と日本人の木材に関する意識の違いの調査結果と、アカエゾマツ商品の韓国への輸出可能性を説明しました。研究会参加者がひっきりなしに明治大学の研究成果のブースを訪れ、林奎振さんが説明に追われました。いずれの方も、こうした事実を初めて知り感心しきりでした。参加された方皆さんが国内市場にしか目を向けていませんでしたが、このブースのおかげでアカエゾマツ関連商品の輸出という視野があることに気づかれたようです。

学生の感想

林奎振(イムギュジン)

私は今まで木材に関しては何も知らなかったです。しかし今回北海道で行われたアカエゾマツの研究会によって、木材の多様な活用法を知りました。また、自分に新しい関心分野が出来たことも大きい成果だと思われます。

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