留学

2021.02.24

フレンチファッション・プログラム オンライン授業を実施しました

東野 香代子(担当教員)

コロナ禍で渡航が制限されている今年度のフレンチファッション・プログラムは、パリ、モダール・インターナショナル校からのオンラインライブ授業で、2021年2月8日から15日まで実施しました。
東京とパリの時差はマイナス8時間、日本の夕方5時がパリの午前9時になり、参加者は日本時間の午後5時から9時までzoomでの授業を受けました。

今年度の講義内容

モダール・インターナショナルのマネージメントコースはラグジュアリーブランドに特化した授業内容です。その中から、こんなラインナップで1週間の時間割を組みました。

・オートクチュール
・パリ最新モードスポット
・フランスの香水産業
・ファッションにおけるサステナビリティ
・ラグジュアリーの法則
・ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)
・最新テキスタイル産業と環境
・参加学生による1週間の授業についての印象プレゼンテーション
  (パリの先生による採点なので、もちろん英語でのプレゼンでした)

resume.jpgいずれも、フランス人講師が英語で講義。ワークショップもあり、学生は英語で発表したり、質問したり、案外インタラクティブな授業になりました。
香水については、事前にシャネルNo.5の香りを参加者に配布して、リモートながら同じ香りを共有してブランディングやイメージについて話し合いました。

今年度から新たに加えたサステナビリティについての授業は好評で、ファッションの都パリならではの環境への取り組みや、未来に向けたビジョンを学ぶことができました。またテキスタイル産業についても、従来まで取り上げてきたのは、最新の技術を用いた機能性繊維や、着心地や風合いの良い新素材でしたが、現在は繊維、撚糸、織布、染色、縫製など全生産工程での環境へのインパクトを配慮、工夫している製品を数多く取り上げています。これらSDGs関連のテーマは継続して次年度以降も取り入れたいと思います。

パリ市内のオンラインガイドツアー

授業で引用されたラグジュアリーブランドなども含めて、現在のパリの様子を現地からライブで配信、ガイドが説明してくれました。パリ市は夜間外出禁止令が出されており、夕方6時から翌朝6時までの間は特別な場合を除いて外出禁止ですが、土曜日朝のシャンゼリゼ大通りは、まばらですが散歩している人がいました。もちろん、アジアからの観光客や大型バスはまったく見かけず、ブランド店も客足は例年の春節の時期とは比べものになりません。ただ、一部の人気ブランドには、入店制限をしていることもあって行列ができていました。

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参加者の感想

参加者ぞおmgamen .jpg

●「視野が広がり、ファッションへの関心が高まった」

●「今までは古着やサブカルチャーが好きだったが、ラグジュアリーの世界をはじめて見て興味がわいた」

●「1,2年で教養課程の授業が多かったが、はじめて専門的な知識を学ぶことができた気がする。英語が苦手で今回は聞き取るのが精一杯だったが、次になにか機会があれば積極的に発言してみたい」

●「もっと積極的に発言をすれば良かった。海外での授業体験で得たことを次の機会につなげたい」

●「所属するゼミのテーマについて、専門以外の観点から考察する機会ができたので参加してよかった。英語が苦手だったが、今回参加してもっと英語を勉強したいというモチベーションがあがった」

●「ブランドがこんなに奥深いことをやっているとは思わなかった。視野が広がった」

●「迷っていて申し込み締切の前日に応募。結果、参加して良かった。ガイドツアーはオンラインでは限界があるので、授業でスライドを使った紹介の方が良かった」

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