富野ゼミナール（マネジメントコース）が、株式会社スノーピークと株式会社スープストックトーキョーと一緒に「ビジネスについて考える勉強会」を始めました。
　スノーピークは「人間性の回復」というコンセプトのもと、アウトドア製品のものづくりを軸に幅広い事業を展開している企業です。スープストックトーキョーは「世の中の体温をあげる」という企業理念を掲げ、食べるスープの専門店を中心にした様々な飲食事業を行っています。両社とも徹底的にこだわり抜いた質の高い製品とサービスを提供し、特徴あるビジネススタイルと独自の市場ポジションを築いています。
　このたび縁あって、両社と富野ゼミがビジネスに関する勉強会を定期的に行うことになりました。そこで先日、社員の方を和泉キャンパスに招き、第1回目の勉強会を開催しました。会の目的は、学生と実務家が机を並べてビジネスの本質についてじっくり考えることです。学生にとっては、ビジネスの現実に直接触れられる貴重な経験の場に、企業人にとっては、日々追われる業務から離れ、どうしても短期思考になりがちな頭をシャッフルできる場になることを期待しています。
　1978年にノーベル経済学賞を受賞したハーバート・A・サイモンは、「ルーチンワークは、創造性を駆逐する」と喝破しました。この勉強会を、そのように陥りがちな思考の罠から抜け出すエンジンにできればと思っています。