ゼミ

2021.11.12

グローバルビジネスコースゼミ紹介! ~所ゼミ・小林ゼミ~

商学部3年 國本英里、野川明日香〔商学部の現場〕編集部記者

いくつものコースがある商学部。その中でも、今回はグローバルビジネスコースについて取り上げていきます。

【グローバルビジネスコースとは】
世界と日本の貿易や経済の関係を学び、その中で企業活動や経営を世界的な視野に立って研究できるコースのことです。

「『グローバルビジネス』って響きはかっこいいけど、実際何を扱っているんだろう?」と思っている人も多いのでは。そんな人のために、グローバルビジネスコースの2つのゼミについて取り上げていきます。各ゼミ長にゼミの魅力についてインタビューをしたので、ぜひ最後まで読んでくださいね~。

また、ゼミに関する詳しい記事はこちらから見られるのでぜひ~。

まずは所康弘先生のゼミの魅力に迫ります。

【所ゼミ】

所ゼミ、ゼミ長の藤澤さん

記者:本日はよろしくお願いします。

   早速ですが、「所ゼミが一番大切にしていること」を教えてください。

藤澤さん「主体性」です。私たちの学年は、「失敗できるゼミ!」という目標のもと、みんな様々なことに挑戦しています。なので、教授に学生側からやりたい研究テーマやフィールド調査などを提案してみると、自由にやらせてもらえることが多いです。こうしたゼミの特色を最大限に生かすために、幹部(ゼミ長や副ゼミ長)のあり方も、強いリーダーシップを発揮するというよりは、どちらかと言えば個々のゼミ生の判断を尊重するスタンスを取っています。

記者:なるほど~。学生側から提案しやすい環境があるのも魅力の一つなんですね。

記者:では続いて、他にはない「所ゼミの特徴」は何ですか。

藤澤さん:所ゼミの特徴は、3つあります。①多様性②学年の垣根を超えた、縦のつながりの強さ③グローバルな視野やモノの見方が広がるということです。

記者:この3つ具体的にはどのような意味でしょうか。まずは多様性から教えてください。

藤澤さん:はい。ゼミ活動を通じて、とにかく様々な人の考え方、生き方、感性に触れることが多いなと感じています。フィールドワーク、課外活動、外部の機関との共同研究、そして、特別講師やゲストによる授業や活動が盛んに行われています。

記者:そんなにたくさんですか。すごいですね。外部との繋がりが強いとゼミのモチベーションアップにもなりますよね~。

藤澤さん:そうなんです。さらに縦の繋がりという点では、学年合同(混合チーム編成)のプレゼンテーション大会を行っています。先輩・後輩の関係を超えて、お互いに研究を進めて行くので自然とコミュニケーションを取ることができ、相談に乗ってもらったり、遊んでもらったりしていくなかで、「所ゼミ愛」が育まれます◎

記者:すごい。学年混合でのプレゼンテーションですか。このような経験を積みかさねていくことで、学年の壁を超えて、仲良くなっているんですね~。最後のグローバルな視野についてはいかがですか。

藤澤さん:毎年のように大勢のゼミ生が海外留学に行きます。また、来年からは海外のインターナショナル・スクール(海外の高校)の高校生と所ゼミでSDGs(「持続可能な開発目標」)に関する共同グループ研究&報告会を実施する計画も進んでいるようです。

記者:留学...さすがグローバルビジネスコース...来年のプロジェクトもとても興味深いです。藤澤さん本日はありがとうございました。

↑キューバ大使による特別講演会

今回は所ゼミにインタビューさせていただきました。グローバルビジネスコースなので、やはりグローバルな活動に力を入れているという印象を受けました。英語力が身につくだけでなく、様々な人とコミュニケーションを取る機会もあり、所ゼミでの学びは社会に出てから役立つこと間違いなしです。

次は小林ゼミです。こばゼミの愛称で親しまれている小林ゼミナール。名前の読み方を「なおろう」と間違えられることも多い、小林尚朗(こばやしなおあき)教授です。今回は、ゼミ長である韓国人留学生のキムさんにインタビューしました。

【小林ゼミ】

小林ゼミ、ゼミ長のキムさん

記者:今日はよろしくお願いします。

   早速ですが、「小林ゼミが一番大切にしていること」を教えてください。

キムさん自主性と社会性多様性と国際性です。

記者:まさにグローバルって感じですね。具体的にはどんなところを指しますか。

キムさんゼミ生の自主性が尊重されているところが特徴です。普段のゼミ活動はゼミ生主導で、教授はそのコーディネータないしコメンテータの役割となっています。ゼミ生は、自ら課題を見つけてそれを解くという姿勢で学んでいるのです。

記者:研究テーマもゼミ生が決めるのですか。

キムさん:研究意欲がある限り、教授からゼミ生に研究のテーマや内容を強制されることはなく、教壇に立って一方向的に講義されることはほとんどありません。

記者:大変そうだけど、力は確実につきそうですね。

キムさん:はい。結果的に、ゼミ生の社会性を養う助けとなっています。例えば、普段のディスカッションは、自分のアイディアを皆の前でプレゼンする場に、共同研究プロジェクトは、個性を発揮しつつも仲間と協調しあうことを学ぶ場になっています。その他、 ゼミの組織運営、活動企画、後輩指導もゼミ生の社会性向上に貢献しているのでないかと思います。

記者:チャレンジできる幅が広くてとっても魅力的です。多様性の面は内容ですか、ゼミ生の性格ですか。

キムさん:内容はもちろんですが、ゼミ生の性格ですね。こばゼミでは、ゼミ生の多様性が尊重されています。多様なゼミ生と出会うことで、それまでに自分が持っていなかった新しい観点から思考することを学ぶとともに様々な意見を取りまとめて集団を率いる能力を育むことができます。

記者グローバル化が進んで行くうえで大切なことですよね。世界を舞台にして活躍できる人材が誕生する予感がします。

記者:次にそんな「小林ゼミの強み」を教えてください。

キムさん:自らビジネス企画を展開することができます。ビジネスを通じて発展途上国の生産者を応援できるんです。

記者グローバルビジネスながらマーケティングを経験できるんですか!?

キムさん:できます。こばゼミは、持続可能な開発の発展に寄与することを目標としているんです。開発途上国を「金銭的な支援ではなく、ビジネスを通じて彼らの生活を支援できないか。」その思いから、ゼミ生たちが直接工場探しからはじまり、デザイン案の作成、サンプル生産、素材調達を行い、オーガニックコットンを使用したトートバッグを制作・販売しました。理論の勉強はもちろん、現実の企業組織とビジネス現場の仕組みを経験できることが、こばゼミの強みです。

記者:活躍の幅が広い…進化し続ける小林ゼミに期待です。自分の作った商品が実際に販売されるのは、わくわくしますね。

↑フェアトレードコットンを扱うスバストラジャパンさんとの商品開発

ゼミ生の個性が光る小林ゼミ。教授が温かく見守ってくださるからこそ、ゼミ生がのびのびと研究ができるのだと感じました。小林教授のもとで、個性豊かな仲間たちと切磋琢磨し、これからのグローバル社会を引っ張っていく存在になりませんか。キムさんありがとうございました。

今回はグローバルビジネスコースのゼミを2つ取り上げました。ご協力してくださった各ゼミの皆様、本当にありがとうございました。

次回は、マーケティングゼミ編です。

第二弾も楽しみにしていてください。

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