2021.11.19
現役明大生のフォトグラファーに取材してみた
商学部3年 山浦 有智〔商学部の現場〕編集部記者
明治大学商学部のさらなる魅力を知ってもらおうと思い、入学前と入学後でどのような変化があったかについて記事を私の友人に取材をしました。
『明治大学商学部には人生の選択肢を広げる様々なきっかけがある』ということを発信していきますので、入学前の方も入学後の方も是非一度、記事を読んでいただけたら嬉しいです。
今回は、明治大学商学部在学中で写真家としても活動している伊藤拓海さんに取材をしました。
なぜ明大生が写真家として活動しているのか? 写真家を志したきっかけは? そんな疑問に答えてくれました。
- 撮影している様子
写真に興味を持ったきっかけと明治大学に進学しようと思ったきっかけ
(記者)簡単に自己紹介をお願いします。
(伊藤さん)明治大学商学部に在学中の伊藤拓海です。現在は、大学に通いながら写真家として活動をしています。
(記者)そもそも写真家としては、どのようなことをやられているんですか。
(伊藤さん)主にファッションブランドのルック撮影や、アーティストの撮影などがメインです。
(記者)そうなんですね。ファッションに関連してお仕事をされることが多いですね。では、伊藤さんが写真に興味をもったきっかけは何ですか。
(伊藤さん)写真は、もともと祖父母がカメラの製造会社に勤めていたので、小さい頃から身近な存在でした。
(記者)なるほど。小さい頃から興味を持たれていたんですね。写真系の専門学校へ進学することは考えなかったんですか。
(伊藤さん)はい、写真や服飾系の専門学校に進学しようと考えていました。僕が通っていた高校は専門学校へ進学する人や就職する人の方が多くて、明治大学に進学する人なんて今までいないくらいの高校というか...。
(記者)そうした環境の中で、なぜ明治大学に進学しようと決意したんですか。
(伊藤さん)高校2年生の時に出会った世界史の先生の影響です。世界史の先生がもうとにかくお洒落で...。初めはファッションの話で盛り上がって、仲良くなっていくうちに世界史のことも放課後に話すようになりました。その先生がファッションを学ぶならビジネスの観点も必要だと明治大学の商学部を勧めてくれたんです。
- sacai #sacaithepeople の企画で撮影を担当
- FOLL 2021AW LOOKを担当
高校時代〜明治大学商学部に入学
(記者)高校生だったときの恩師のお言葉で、ビジネスの観点からファッションや写真を学びたいという思いになったんですね。主に写真やファッションなどの趣味は一人で行っていたんですか。
(伊藤さん)そうですね。同じ高校には服や写真について同じ熱量で話せる人はいませんでした。ですが、いつも服を買っていたお店がある街には同世代で男女1人ずつくらいお洒落な子がいて。彼らも地元の福島から東京に上京してきたので今でも頻繁に遊んでいます。
(記者)なるほど。明治大学商学部に入ってからは実際にどのような変化がありましたか。
(伊藤さん)コロナの影響でオンライン授業でしたが、ファッションビジネスの鈴木先生と仲良くなり、福島県とコシノジュンコさんによるブランドFUKUSHIMA PRIDE by JUNKO KOSHINOに打ち合わせの段階から撮影まで参加させていただきました。そこでは第一線で活躍しているプロの方々が沢山いたので、すごく刺激を受けたと同時に憧れの念も抱きました。
(記者)やはり高校時代とは違って、明治大学商学部には伊藤さんと同じような志を持っている人が他学部よりも多いと感じますか。
(伊藤さん)そうですね。明治大学自体がファッションだったりアートに敏感な学生が多いなと感じました。
普段は同じ大学の友達と遊ぶことが多いのですが、その人達もファッションデザイナーを目指していたり、グラフィックデザインをやっていたり、モデルとしてパリコレを歩いてたり、DJをしてたりと…。
本当にみんな自分の好きなことを楽しんでいる魅力的な人ばかりです。
- 福島県知事とコシノジュンコ氏との対談企画にスタッフとして参加
明治大学に入学〜将来
(記者)商学部の中で印象に残った授業はなんですか。
(伊藤さん)先程お話の中であった、鈴木先生の特別テーマ実践科目です。この授業って自分で考えたブランドを1年間かけてイチから組み立てていくんですけど、ビジネスの観点からブランディングを完成させていくっていう今までになかった経験ができたと思います。
(記者)私も鈴木先生の授業を履修したことがあるんですが、理論ではない実践的な内容に刺激を受けたのを覚えています。伊藤さんのおっしゃった''ビジネスの観点からブランディングを完成させていく''という内容について具体的に教えてください。
(伊藤さん)今まではビジュアル的な観点から感覚的にブランディングの価値判断をしていたのですが、それだけでは薄っぺらいというか…。本質的なところを理論立てて組み立てることでブランディングとしての厚みが出るのだと思いました。
(記者)ファッションビシネスの授業が、写真家のお仕事に活かされていることはありますか。
(伊藤さん)ひとりよがりになるのではなく、周りの力も生かしつつ自分の力も発揮するという写真活動の軸を見つけ出すことができました。ファッションビジネスを学ぶことで、周りを尊重する重要性と、チームで仕事をする楽しさを知ることができました。
(記者)なるほど。最後の質問なんですが、これから就職活動が始まりますが、現時点でどのような職に就きたいなどの考えはありますか。
(伊藤さん)大学で学んだことを生かしつつ、自分の好きなビジュアル制作やアート制作に携わりたいです。ゆくゆくは大学で出会った友達みんなと仕事しようって話してます。
(記者)そうなんですね。かなり意志が固まっていてすごいな、という印象です。本日はありがとうございました!
- 個展「Unknown Rhythm」2021/12/27 - 12/31 新宿御苑前 PLACE M にて開催予定