ゼミ

2022.09.26

菊池一夫ゼミ:千疋屋総本店の新たなマーケティング戦略を提案 -明大・日大5チームによる研究報告会を開催

菊池一夫(担当教員)

 千疋屋総本店、明治大学、日本大学、日本販売士協会は9月25日10時から明治大学リバティータワー1022教室において「千疋屋総本店に関する研究報告会」を開催した。

 本研究事業は大島博社長、明治大学の菊池教授、日本大学商学部の岸本徹也教授の発案により、両教授のゼミでマーケティングを学ぶ学生に理論とビジネスのつながりを習得する機会を提供するとともに、千疋屋総本店の新たなマーケティング施策(フードロス対策・新市場開発)の参考とすることを目的に実施された。

 菊池ゼミ3チーム、岸本ゼミ2チームが本研究事業に参加した。7月23日に開催された大島社長による同社のブランディング戦略に関する講義と研究テーマの提示、質疑応答から研究がスタートした。

 研究報告会では、大学生5チームが10分間で提案内容をプレゼンテーションした。いずれのチームもデジタル世代の感性を活かして、実地調査、定量調査など調査研究を踏まえた具体的な提案を発表した。発表後には、大島社長、千疋屋総本店・黒田営業本部長、神崎部長より質疑やコメントをいただいた。また、両大学の学生間でも活発な質疑が行われた。

 全チームの報告後、大島社長からは『各チームの提案発表に共通する価値観の変化を感じた。最近の消費傾向はもの重視から体験や思い出作り重視に変化している。品質はもちろん大事だが、当社もブランドパーパスを「日本の果物を最高の形で届けることで人と人とのかけはしにする」とリニューアルしている。人の存在、人と人の関係がより重要な時代になっていくと若い皆さんの提案を聞いて改めて感じた。』との総括のコメントをいただいた。 班のリーダーの感想は以下の通りである。

(関原 陸穂)

初めての共同研究といということに加え、班長ということもあり、悩むこともありましたが、班員が支えてくれたおかげで最後までやり切ることが出来ました。今回の反省をもとに次回からの共同研究も頑張っていきたいです。とても楽しかったです。

(長谷部 真優)

長年の歴史とブランド力のある千疋屋総本店様と今回初めての共同研究をさせて頂き、貴重な経験となりました。千疋屋総本店様にいかに提案を納得して頂くかを意識しながら、この二ヶ月間一生懸命取り組んできました。短い間でしたが、ありがとうございました。

(本多 舞)

今回、千疋屋総本店様の皆様の質問や意見をお聞きして企業の方の注目点する点を直に学べ、また自分のゼミだけではなく岸本ゼミの皆様と共同研究を行うことで、考え方や発表の仕方など様々な視点を知ることができ、非常に勉強になりました。

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