2023年2月14日－15日に北海道大学学術交流会館で「令和4年度北の国・森林づくり技術交流発表会」（林野庁北海道森林管理局）が開催されました。水野勝之ゼミナール4年生の柴田優香さん、川添悠河さん、矢萩隆明さんの3名が「北海道の森林資源（アカエゾマツ・ハマナス）を活用した製品開発の検討」と題して発表しました。未活用資源であるアカエゾマツを使ってアロマディッシュの試作品9個を作り、北海道弟子屈町の川湯ビジターセンターで販売してもらったところ、すぐに完売しました。その実績を披露しました。また、12月に東京ビッグサイトのエコプロ2022に出展しアカエゾマツアロマディッシュに対する支払意思額（消費者が支払っても良いと考える価格）に関するアンケートを取ったところ、需要曲線が経済学の授業で習った通りの右下がりの曲線ではなく、右へ凸の形状となりました。これは、環境に関する商品は安ければ安いほど需要があるわけではなく、ある程度高いレベルの価格を消費者が望んでいること（あまりに高すぎたり安すぎると需要が減る）を意味します。このことも報告しました。

　結果として、「森林保全・ふれあい・地域連携部門」の奨励賞を受賞しました。

　柴田優香さんのコメント

　水野先生をはじめ多くの方からのご協力をいただきながら進めてきた企画だったため、こうして発表の機会をいただき、更には賞をいただくことができて嬉しい気持ちでいっぱいです。大学生活の中で、多くの方の目の前で話す機会があまり無かったので、非常に緊張しましたがいい経験になりました。ゼミナールの活動はこれで全て終了になりますが、水野先生のゼミナールで得た経験を社会人になってからも活かしていきたいと思います。改めて、今回お力添えいただきました多くの方々に心より感謝申し上げます