授業

2023.08.31

特別テーマ実践科目「転換期のビジネス」の成果報告

中山千尋(担当教員)

2023年7月20日、春学期特別テーマ実践科目「転換期のビジネス」の「新素材ナノファイバーの新商品開発」の成果報告会を駿河台キャンパスで行いました。

本講義は、ナノファイバーの量産を可能にした関西電子株式会社と、本学校友の川本恭治氏が理事長を務める城南信用金庫の協力のもと、4月から約3ヶ月間、学生11名が参加しました。学生はグループで議論を重ね、ナノファイバーの価値を活かす新しい商品の企画に挑戦しました。

ナノファイバーは、ペットボトル等から再生できる新素材で、従来の繊維にはない特性から環境対策商品や吸音材、アパレル商品など、様々な商品への応用が期待されています。

成果報告会では、城南信用金庫の川本恭治理事長の挨拶から始まり、3グループが発表を行いました。

1班は、ナノファイバーの通気性、保温性、軽量、防音の機能を活かした新商品6点、ベビーベッドガード、網戸フィルター、シューズ、パーテーションデスク、防音マスク、緊急用土嚢を提案しました。

2班は、災害対策、環境問題、トイレの問題、ペットの高齢化といった社会課題に着目し、水害用吸水/吸油シート、ペット用おむつ、設置型ナノトイレ、装着型ナノトイレを企画しました。競合優位性や模倣困難性、リユースの視点から商品を検討し、ナノファイバーを使って日本を、世界を変えるとしました。

3班は、ナノファイバーの吸音、断熱、保温、フィルター効果の性能を活かし、車のエアフィルター、フェイスパック、お弁当バック、おかずカップを企画しました。
学生は実験を重ね、商品の性能を検証し、提案しました。

発表後、関西電子株式会社の進士国広代表取締役、近藤正博取締役から実現可能性が高いと講評を頂き、今後の活動に期待が寄せられました。

MicrosoftTeams-image (1).jpg

MENU