授業

2023.12.08

商学部の授業ってどんな感じ?【レジャービジネス論】編

商学部3年 二宮 綾香〔商学部の現場〕編集部記者

高校生のみなさんは大学の講義に対してどのようなイメージを抱いているでしょうか?
授業時間や学生の人数、講義の形式など様々な点が高校までの授業とは大きく異なっています。

今回はそんな大学の授業の様子をみなさんに伝えるために、商学部で人気の「レジャービジネス論」という授業をご紹介します。
この授業は、私たちが普段行っている「遊びに行く、買い物をする、マンガを読む、アニメを観る」などの活動がビジネスに密接に結びついているということを学んでいきます。

まずは、この授業を担当している野澤智行先生をご紹介します。

野澤智行 兼任講師
マーケティングリサーチ会社に10年勤務後、広告会社に入社し、企業キャラクターの開発や運営協力を行う。ご当地キャラにも詳しいキャラクタービジネスの専門家として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、WEBなどで、解説・コメント、番組企画協力も実施。現在は大学でマーケティングやメディア論の授業をしながら、ご当地キャラのキャスティングやイベント運営を行っている。

野澤先生とペルー移民120周年記念キャラクター オセロットの写真

続いては授業内容のご紹介です。
今回はとある日の「レジャービジネス論」の授業を取り上げていきます。

この授業は履修者が多いため、266名が収容可能な大教室で行われています。高校まではこんなに大人数で授業を受けることはなかったので、初めは驚きました。大学では基本自由席なので、友達と受講している人は早めに行って席を確保している人が多いです。

教室の様子
授業で使用した資料

この日の授業では、聖地巡礼とビジネスの関わりについて学びました。みなさんのなかにも、好きなアニメや漫画の聖地巡礼をしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

実際に有名なアニメや漫画を用いて説明してもらえるので非常に興味深かったです。人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の例では、プロデューサーが思い入れのある大洗町の観光客減少を救うために、アニメ制作を思い立ったそうです。聖地巡礼による収益を見込んで、アニメの舞台設定を決めることもあるなんて驚きました。地域にとってはアニメが地方創生に役立ち、版元にとっては「聖地巡礼」がビジネスになるということが学べました。

授業の最後には課題提出の時間があります。今回の課題では、大学のポータルサイトを通じて授業の感想を提出していきます。感想を提出すると次回の授業時間に履修者全体に共有され、先生がコメントをしてくれます。他の学生たちの考えも知ることができるので、非常に有意義な時間になります。

この課題提出が成績評価に繋がることが多いので、忘れずに提出することが大切です。

課題提出の際に使用するポータルサイト

実際にレジャービジネス論を受講している学生(商学部3年女子 Mさん)にもインタビューをしてみました。

Q.この授業のどんなところが面白いですか?
Mさん:日頃から楽しんでいる様々なレジャー活動がどのように収益に繋がっているのか、サービスを提供する側の視点から考えることができるのが面白いです。

Q.どんな人におすすめな授業だと思いますか?
Mさん:テーマパークや映画に着目した回もあるのでレジャーが好きな人はもちろん、色々な企業の経営に興味がある人ですかね。大体の大学生が好きなレジャーという分野からアプローチしているので、あまり堅苦しくなく、楽しくビジネスを学ぶ機会になると思います。

他にも商学部には面白くて役に立つ授業がたくさんあります。
ぜひ自分が興味のある授業を探してみてください。

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