授業

2024.02.21

特別テーマ実践科⽬D「変革するビジネス」成果報告

中山千尋(科目担当教員)

2024118日、秋学期特別テーマ実践科目「変革するビジネス」の成果報告会を和泉キャンパスで行った。京王電鉄株式会社開発事業本部沿線価値創造部の3名にご協力頂き、「都区部へ転出した若い世代を、多摩地域(京王駅勢圏)に呼び戻すための施策を考える」をテーマに、グループで課題解決案を提示した。グループ発表の後、質疑応答を行い、ご講評を頂いた。

学生は、グループでフィールドワークを実施し、住民や若い世代にインタビュー、アンケートを行った。文献収集、分析を行い、2回の中間発表や質疑応答でも京王電鉄株式会社様にご指導頂き、最終発表を迎えることができた。 

1班は都区部へ転出し子育てで移住を考える230代をターゲットにし、地域の交流を深め子育ての孤立感を防ぐ子ども食堂を提案した。施策により地域の居場所である子ども食堂を広め、多摩市が地域全体で子育てに取り組む「子育てのまち」となることを目指す。

2班は、「子育て世代が多摩地域を魅力的に感じる部分が少ないのではないか」という仮説のもと、住民へのインタビュー、アンケート結果から、パークアンドライドおよび体験型店舗を導入する2つの解決案を提案した。パークアンドライドでは、自家用車で子供を保育園に送り届けた後​、保育園のそばに駐車場を借りて、車を停めそのまま電車で通勤可能になる。また、住民の子供服の店舗がなくなっていくという声から体験型店舗を提案した。

3班は、自然と地域コミュニティに着目し、包括連携協定を結ぶ多摩市で「自然×子育て」で自然の中で子育てをする、職業体験を提案した。ターゲットをこれから小学生になる子を持つ、居住地を選ぶ際に子供の育つ環境を重視する子育て世代とした。

4班は、多摩市を「自然と健康の街」として健康に長生きすることを強化する点に着目し、シェアサイクルやサイクリングイベントを実施し、地域内での交流を図る案を提案した。多摩市に長く住みシェアサイクルを利用することで京王観光のチケットなど京王グループの様々な特典を得られる案を提案した。

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