ゼミ

2024.04.17

企業と統合報告書フィードバックで交流

ゼミ生 城丸悠成

 三和ゼミ2年生が、株式会社QUICK様の統合報告書学生フィードバックサービスに参加させて頂きました。このサービスはゼミに企業様をお招きして、自社の統合報告書について、作成目的、内容、意義をご講演いただき、その後ゼミの学生がそのフィードバックを行うものです。2024年1月17日、株式会社モスフードサービス様と株式会社レゾナック・ホールディングス様の統合報告書に関する発表を行いました。
 統合報告書とは企業が主に投資家等に向けて開示するレポートで、2023年で約800社の企業が発行し、毎年新しい統合報告書がウェブ版と冊子版で出版されます。また、投資家だけでなく、従業員や消費者などのさまざまなステークホルダーに向けたものでもあり、企業理念や経営方針、役員紹介、営業成績など、投資家の判断材料となる情報が詳細に記載されています。
 今回私たちにご講演をいただいたのは、株式会社モスフードサービス様と株式会社レゾナック・ホールディングス様です。株式会社モスフードサービスと聞くと多くの人がモスバーガーを運営している企業だとわかると思います。株式会社モスフードサービスは1972の創業以来日本の国産素材を使用したハンバーガーチェーンとして、現在まで根強い人気を誇る企業です。今となっては多くの人に親しまれているテリヤキバーガーはモスグループが日本で初めて発売を開始しています。
 一方でレゾナック・ホールディングスという企業については、学生だと知らないという人もいるかもしれません。レゾナック・ホールディングスは旧昭和電工と旧日立化成が実質統合し、2023年に誕生した、長い歴史を持ちながら生まれ変わった新しい企業です。化学の分野を通して地球環境と人々の幸福の両立に貢献し、より良い社会を共創していくという方針を掲げています。
 今回の発表の目的は統合報告書を読み解き、学生ならではの観点で意見、改善点、良い点をフィードバックすることでした。企業の統合報告書はさまざまなステークホルダーに向けられているものですが、学生の中で普段から目を通している人は少ないと思います。私たち三和ゼミの学生も馴染みがなく統合報告書を読むのは今回が初めてで、その情報量の多さに苦戦する部分もありましたが、三和教授の助けも借りながら、班分けをし、役割分担をすることで、それぞれが得た情報を共有しながらスムーズに作業を進めることができました。また春学期の授業で学習した金融入門の知識も役立てることができました。
 当日は駿河台キャンパスにあるリバティタワーにて発表を行いました。

(文責 ゼミ生 城丸悠成)

画像1.jpg《写真》発表の様子1

画像2.jpg《写真》発表の様子2

画像3.jpg《写真》発表の様子3

画像4.jpg《写真》発表の様子4

初めての企業の方もいる中での発表だったので緊張感がありましたが、無事失敗なく終えることができました。
 発表が終わった後は二つのグループに分かれてモスバーガー、レゾナックの社員さんたちと話す時間を設けていただきました。企業の方に直接質問できる貴重な機会だったので、積極的に各々気になっていることを質問しました。また企業の方から質問をされることもあり、私たち若い世代から見たSNSでの広告戦略などについて話しました。またそれ以外にも雑談などをすることができたので、企業を遠い存在ではなく、身近に感じることができました。

画像5.jpg《写真》雑談の様子1

画像6.jpg《写真》雑談の様子2

画像7.jpg《写真》雑談の様子3

今回の発表を通して、統合報告書にはどのような情報があり、それぞれの情報がどのような意味を持つのかなど、統合報告書について一から学ぶことができたとともに、企業の方と直接対談することができたので、この経験をこれからの活動に生かしていこうと思いました。
 あらためてこのような貴重な機会を与えてくださった、株式会社モスフードサービス様、株式会社レゾナックホールディングス様、そして仲介をしてくださった株式会社Quick様ありがとうございました。

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