ゼミ

2024.05.07

【商学部実践企画】小鹿野町における耕作放棄地の活用に向けた実践的研究

4年 竹花凌太(担当教員 中川秀一)

 中川ゼミでは、統計・文化・地理的観点をもとにした文献調査や実地調査を通し、地域からの立地戦略論を学んでいます。
プロジェクトの一つである小鹿野プロジェクトは、埼玉県小鹿野町での実践的な調査や、地域の活動やイベントに参加させて頂く中で築いた関係性を基盤に、「学習地域社会の創造」をコンセプトとし、様々な活動に取り組んでいます。
その活動の一環で2022年4月より、私たちは耕作放棄地を活用し、粗放的な形で行う無肥料無農薬栽培をコンセプトとして農業に取り組み、粗放的農業の可能性や課題、耕作放棄地の活用法について考察を行っています。
 小鹿野町では、耕作放棄地が年々増加傾向になっていることが課題となっていることから、私たちは、学生が町の耕作放棄地に対してアプローチしていく手段として、農地として活用していこうと考えました。人口が減少しており、高齢化も進んでいる小鹿野町において、一般的に行われているような、沢山の手間・経費をかけて多くの収量を目指す農業ではなく、手間をあまりかけない粗放的な農業を行い、環境に配慮していくためにも無肥料無農薬で農業に取り組むことをコンセプトとしています。

 これまでは、ジャガイモやトマト、小麦などの作物の栽培に取り組みました。どの作物に関しても、一定量の収量を得ることはできましたが、月に2、3度程しか農場に訪れることができないことから、雑草が伸びやすく、土も乾燥する夏場は、お隣に住まわれている方に草刈りをしていただいたり、作物に水やりをやっていただいたりと、ご助力していただいたことによる結果だと言うことができ、コンセプトである「手間をかけない農業」は現状では達成できていないと言えます。そのため、今後の活動では、学生の力だけで活動を進められるよう、定期的に草刈りを行うためのスケジュールを作成していきたいと考えております。また、水やりを行う必要がない、ジャガイモやサツマイモなどといった根野菜を中心にした栽培を行なっていきたいと思います。

 2023年11月にはみんなの学校において町民の皆様と共に無肥料・無農薬栽培について、また、町内の耕作放棄地の活用についてディスカッションを行いました。
 みんなの学校とは「世代を超えて、変化や成長、幸せを、支え合い、喜び合えるコミュニティーを作る」事を目的として、大人から子供まで参加することのできる緩やかな生涯学習の場として月に一度開催されているイベントです。
 ディスカッションに先立って、私たちのこれまでの活動を報告したことに加え、町内で無肥料無農薬栽培を行われている、掛川安純様と髙橋謙治様にご講演していただきました。そして、20名程の町民の方々に参加していただいたディスカッションでは、農業に従事されている方々がそれぞれ持っている価値観を共有することができ、自然環境に対する意識、耕作放棄地に対する意識を高め合うことができた有意義な機会を作り上げられたと感じました。

 今後も、町内の耕作放棄地の削減に寄与していくために、農業活動を継続し、詳細なデータの収集を行なっていきたいです。

〇収穫の様子収穫の様子.jpg撮影:中村颯斗

〇収穫記録収穫記録.png作成:大津俊樹

〇みんなの学校の様子みんなの学校.jpg撮影:竹花凌太

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