ゼミ

2024.07.05

町田ゼミ活動報告「日水物流株式会社様東京物流センターの見学会について」

町田一兵(担当教員)

町田一兵ゼミ(10)2024627日、中国の東華大学と合同で日水物流株式会社様の東京物流センターの見学を実施いたしました。以下、今回の見学についてご紹介いたします。 

日水物流株式会社は、ニッスイグループの物流事業を担う企業で、通関から保管そして輸送まで一貫して行う「低温一貫物流サービス」を提供されています。-50度の超低温から冷凍、冷蔵、常温と幅広い温度帯に対応した倉庫を有しており、厳密な温度管理が必要な商品の取り扱いに強みを持たれています。

10期生(3年生)は、産学連携の一環として日水物流株式会社様との共同プロジェクトを実施しております。今回は同社のご厚意により、東京物流センターを見学させていただきました。

まず初めに人事部の松原様と岩井様より、日水物流株式会社の事業概要についてご講義いただきました。同社はニッスイグループの企業でありながら、ニッスイ商品の取り扱いは全体の40%にとどまり、残りの60%は他社商品を扱っているとのことでした。これにより、グループ企業としての存在を示しながらも、バランスの取れた事業展開が行われていることがわかりました。

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松原担当部長がゼミ生に企業説明の様子 

センター内で最初に案内されたのは、貨物の入出庫作業が行われているエリアでした。ここではフォークリフトが絶え間なく動いており、多くの貨物を素早く捌いている様子を見ることができました。東京物流センターでは国内貨物と外国貨物の両方を取り扱っており、国内商品のみならず、南米から来たサーモンの切り身などの海外からきた商品も見受けられました。そして、このエリアでは「立ち会いピッキング業務」が行われています。従業員の方が伝票を確認しながら商品の個数や賞味期限をチェックする姿に、食の安全を支える重要な作業を垣間見ることができました。

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倉庫内で町田ゼミ生が説明を受けている

次に、-50度の超低温倉庫を見学させていただきました。実際に倉庫内に入らせていただき、今まで経験したことがない寒さに一同が息をのみました。ここでは、冷凍食品の品質を保つための超低温管理の重要性について学びました。

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超低温倉庫を見学の様子

最後に、パレット自動倉庫に案内していただきました。ここでは、入庫してきた商品が自動的に倉庫に格納され、必要になった時に自動的に出庫されます。高層ラックに囲まれた空間の広大さに圧倒されました。また、自動倉庫によって作業効率の向上や人手不足解消にいかに貢献しているかを学び、物流業界におけるDX化の重要性を強く実感しました。

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パレット自動倉庫見学の様子

施設の見学を終えた後は人事部の方々に加え、東京物流センターの大野様にもご参加いただき、質疑応答の時間を設けていただきました。学生からは共同プロジェクトに関する質問が多く寄せられ、丁寧にお答えいただきました。

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東華大学の皆さんが質問をする様子

今回の見学を通じて、物流が私たちの食卓に深く関わっていることを改めて認識しました。そして、物流業界が直面している課題や、それらを解決するための取り組みについても学ぶことができました。今後は見学会で得た知識を活かし、日水物流株式会社様との共同プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。

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見学終了後倉庫外でゼミの記念写真

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見学終了後倉庫外で東華大学の皆さんと記念写真

また、今回は初の合同見学もあり、町田ゼミ及び東華大学がそれぞれの研究課題が与えられ、今後時間をかけて取りまとめた後、「明治大学×東華大学」による日水物流様へのテーマ報告会を実施する予定です。

最後に、今回貴重な現場見学の機会を設けてくださった松原担当部長、岩井担当部長、遠藤課長をはじめ、日水物流株式会社の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

(文責 町田ゼミ10期 副ゼミ長 大川芳)

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