ゼミ
2025.07.01
小林尚朗ゼミ(3年生):体育会サッカー部とのコラボによるフェアトレード・イベント
小林尚朗(担当教員)
小林尚朗ゼミは、2025年6月8日、昨年に続いて明治大学体育会サッカー部とのコラボ企画を実施しました。
関東大学サッカーリーグ戦(1部)第11節、明治大学対筑波大学の試合会場(味の素フィールド西が丘)において、フェアトレード認証されたサッカーボールを使ったキックボーリング・チャレンジを開催しました。試合の応援に来た老若男女に、楽しみながらフェアトレードやフェアプレーについて知ってもらうことができました。
1990年代までは、手縫いサッカーボールの世界的な産地であるパキスタンやインドでは児童労働による生産が数多く行われていました。パキスタンやインドが生産の中心というのは、サッカーの母国であるイギリスの旧植民地という歴史的な事情があります。
1990年代になると、スペインの有名クラブチームの動きを契機として、国際サッカー連盟(FIFA)もサッカーが児童労働とつながっていることを問題視するようになりました。フェアプレーはピッチ(グラウンド)の中だけでなく、ピッチの外でも不可欠だと考えられるようになり、試合前にはフェアプレー・フラッグが行進するようになりました。
今年度の小林尚朗ゼミ(2~4年)には、サッカー部員が4名います。ゼミOBのJリーガーも現役だけで4名います。これまで小学校でのフェアトレード・サッカー教室なども実施してきましたが、これからも様々なところで、様々な人たちと協力して、公正な社会に向けて活動をしていきたいと思います。