授業

2025.07.22

明治大学商学部「特別テーマ研究科目A_社会調査法」において、春学期成果報告会が開催されました

松尾 隆策(担当教員)

2025714日(月)、明治大学商学部の「特別テーマ研究科目A_社会調査法」(担当:松尾隆策)において、春学期成果報告会が開催され、千葉県内地域の「道の駅」を活用した地方創生の取り組みを報告しました。

本授業では、学生が8つのグループに分かれ、地域の人口・産業・観光データを活用し、千葉県内の「道の駅」を有する自治体を対象に地域活性化の現状と課題、政策提言に取り組んできました。今回の報告会では、半年間の調査研究成果を8分間の発表にまとめ、それぞれの視点から地域の課題と活性化策を提案しました。

1.成果報告会の様子 

発表した8つのグループとテーマは以下の通りです。

・中華料理:香取市による地域活性化に関する取組み

・多国籍グループ:市川市による地域活性化に関する取り組み

・松尾芭蕉:睦沢町における地域活性化の取り組み

・一輪の華:道の駅を活用した鋸南町の活性化案

・メロンコア:鴨川市の地域活性化に対する取り組み

・ナンパラ:南房総市における地域活性化の取り組み

・おやすミッフィーちゃん:神崎町における地域活性化の取り組み

MATSUO Phoenix in the Sky:木更津市における地域活性化の取り組み

各グループは、それぞれの地域に特有の課題や強みを詳細に分析し、持続可能なまちづくりに向けた提案を行いました。たとえば、「中華料理」グループは、香取市の少子高齢化や産業の衰退に注目し、地域資源を活かした定住促進策を示しました。「松尾芭蕉」グループは、睦沢町の「スマートウェルネスタウン構想」を通じ、健康支援施設やエネルギー自給を核とした先進的な活性化策を報告しました。「ナンパラ」グループは、南房総市の「道の駅」を多面的な視点から総合的に活用し、地域経済の振興および防災拠点としての重要な機能を深く掘り下げました。また、地域住民と観光客が共に参画することで持続可能な地域づくりを実現するモデルケースとして、授業に参加した学生たちから高く評価されました。

画像1.jpg

写真1:発表会の様子

画像2.jpg写真2:発表会の様子

画像3.jpg

写真3:発表会の様子

画像4.jpg

写真4:発表会の様写真

画像5.jpg

写真5:発表会の様子

2. 参加学生による投票

全ての発表終了後、参加学生による「最も優れた発表グループ」への投票が行われました。その結果、「ナンパラ」グループが最も高い支持を集め、総合優勝に輝きました。「ナンパラ」グループは、橋本心響さん、麓亮太さん、内田誠也さん、諏訪翔士さん、中島菜津子さん、中川遙さん、新優空さん、櫻井隼人さん、林一慶さんの9名のチームで、的確な課題分析と実効性の高い政策提言が高評価を得ました。副賞として記念品が贈られ、メンバーの喜びと達成感に満ちた笑顔が会場に広がりました。

画像6.jpg

写真6:優勝したナンパラグループの記念写真

学生たちが実際の地域データに基づき、地域課題の解明と提案に取り組む姿は素晴らしく、今回の成果報告会は学びと地域理解の両面で大変意義深いものとなりました。今後も本授業では、社会調査法の理論と実践を融合させ、地域活性化に資する研究活動を継続してまいります。

MENU