2025.07.24
「ビジネスインサイト_(株)関電工〜未来を切り開こう!関電工の施工力確保〜」最終発表会の開催と連合駿台会共催プレゼン大会で優秀賞を獲得
松尾 隆策(担当教員)
1.最終発表会
2025年7月11日(金)、明治大学商学部の特別講座「ビジネスインサイト_株式会社関電工」(担当:松尾隆策)において、最終発表会が和泉キャンパス第一校舎404教室で開催されました。
本講座では、株式会社関電工様より「未来を切り開こう!関電工の施工力確保」というテーマで課題が提示され、学生はサブコン業界が抱える若手技術者の、高い離職率という構造的課題に対し、企業の社員の視点で解決策を提案しました。最終発表の内容は、これまで開催された2回にわたる中間発表会において、関電工様による講評といただいたコメントを受けて改善したもので、より完成度の高いものとなりました。
当日は(株)関電工労務人事部の金子典男様、深山涼太様、小野陽輝様、天野仁美様をお迎えし、丁寧な講評をいただきました。各グループによる発表の概要は以下の通りです。
(1) サービス定食
「地方での小規模展示会やワーケーション導入」を提案。社内イベントによる技術者のスキルアップとチームワーク向上、社員のモチベーションアップを狙い、施工力の強化を目指しました。
(2)日韓同盟
「関電工付属工業高校の設立とカウンセラー部の設置」を提案しました。企業直結の教育体制による即戦力育成と、産業カウンセラーを活用した社員のメンタルケアで離職率の低減を目指しました。
(3) ぷっしーず
「空き家を活用した技術の展示やカフェの運営」を企画しました。リノベーションカフェ「KAN Café」を通じて若年層に施工技術の魅力を伝え、自然な形で採用活動へ誘導する新たなPR手法を示しました。
(4)うちなーんちゅ
「企業内通貨システム(ポイント制度)の導入」を提案しました。安全確認の徹底や作業予定入力率の向上を促す仕組みを導入し、社員の勤労意欲と技術定着を目指しました。
これら4つのグループの発表終了後に、金子典男様により、学生の提案に対し、「現実的かつ実践的な解決策を練り上げた点を高く評価します」という総評をいただきました。特に「ぷっしーず」グループの提案は、施工技術の魅力発信と採用促進の両面で優れ、最も素晴らしい発表として、当クラスの代表として、週末に開催される「連合駿台会共催学生対抗プレゼンテーション大会」へ出場が決まりました。
写真1:学生による発表の様子(1)
写真2:学生による発表の様子(2)
写真3:学生による発表の様子(3)
写真4:関電工様によるご講評の様子
2. 連合駿台会共催学生対抗プレゼンテーション大会での活躍
最終発表会の成果を受け、クラスの代表として、「ぷっしーず」グループは、2025年7月19日に開催された「連合駿台会共催学生対抗プレゼンテーション大会」に出場しました。この大会は商学部7講座、経営学部4講座の、計11講座の代表グループが出場し、プレゼンテーション能力を競う大規模な「学生対抗プレゼンテーション大会」です。
「ぷっしーず」は第1ブロックで3番目に登壇しました。第1ブロックの全ての発表終了後に、ブロックでの1位の発表が決定され、「ぷっしーず」はブロック4グループのうち、最も優れた発表を行なったとされ、優秀賞に輝きました。そして「連合駿台会」様より、表彰状と副賞が授与されました。本講座を履修した学生たちは、産業界の課題に直接挑む貴重な経験を積むことができました。この経験は、今後の学生生活はもちろん、社会人としての成長にも大いに役立つものと確信しています。