2025.07.26
SDGsとワイン!?「商」のダブルコアを調査してみた!
商学部3年 高橋 遼・ 4年 黒古 蓮 〔商学部の現場〕編集部記者
- インタビューに臨む後藤さん
Q. 所属するゼミ(商学専門、総合学際)とそれぞれの活動内容について教えてください
後藤:商学専門は所康弘ゼミ(以下所ゼミ)に所属しています。研究内容は主に「SDGs」ついて日本と海外の比較をするもので、いくつかの項目を班ごとに分けて学んでいます。私の班は「地方創生」で、教育資源の活用や、観光と移住に地方の大学を活用するなど、教育を基にした「地方創生」の方法を模索中です。他の班は、フェアトレード、サステナブルファッションやフードロスなどがあり、ゼミ全体として幅広く「SDGs」について学んでいます。所ゼミには合宿があり、春には2,3年生が合同で行うもの、夏には学年ごとに行うものがあります。ゼミの雰囲気はメリハリがはっきりしていて、まじめな人が多い印象です。また、海外志向の学生も多く、実際5名が留学を経験しています。私自身も2年次に半年間ドイツ西部に位置するジーゲン大学への留学に行っていました。授業外で班のメンバーと集まりプレゼンの準備をすることもあり、ドライブをして遊ぶなど課外での交流も盛んです。
所ゼミの活動については、以下をご覧ください。
SDGsを学ぶ「ラテンアメリカ・カリブ映画祭」「多文化共生・異文化理解ワークショップ」を開催
https://meijinow.jp/meidainews/social/112014
メキシコ・日本両政府の友好基金2025年度助成に採択│商学部・所ゼミ
https://meijinow.jp/meidainews/global/118994
総合学際はジェームズ・アンドリュー先生のワインを研究するゼミ(以下ジェームズゼミ)に所属しています。実際にワインを飲むわけではなく、口に含んで風味を楽しむテイスティングをします。ですからアルコールが苦手な人でも安心して参加できます。プロのワインソムリエでもアルコールが苦手な人もいるくらいです。ゼミの目的はワインビジネスを学ぶことです。ビジネスの観点からワインを理解するにはワインの評価基準を把握する必要があります。そのため、3年生は徹底的にテイスティングを勉強します。授業は基本的に英語で行われますが、先生の配慮もありキャッチアップする姿勢さえあれば、英語力がそれほどなくても大丈夫です。3年次には山梨にてテイスティングを主眼に置いた合宿を2泊3日で行います。
Q. なぜダブルコアに挑戦したのですか
後藤:私はもともと高校時代(付属校出身)から商学部のダブルコアの制度を知っていて、シンプルに興味がありました。また、選考方法がユニークだったのも決め手の一つで「面接の冒頭、3分間で自分の行きたい国や都市についてショートプレゼンテーションを行う」 といった内容でした。
Q. それぞれのゼミを選んだ決め手は何でしたか
所ゼミ
後藤:実はゼミの入室試験を受ける時点ですでに留学することを決めていました。そこで留学経験を歓迎してくれるゼミ、海外志向が強い学生が多いところ、という条件が当てはまるのが所ゼミでした。また、選考方法がユニークだったのも決め手の一つで「面接の冒頭、3分間で自分の行きたい国や都市についてショートプレゼンテーションを行う」 といった内容でした。
ジェームズゼミ
後藤:総合学際でこのゼミ以外に見ていたものはないです。ワインについて学べるということに知的好奇心が湧いていました。好きなハリウッド映画に出てくる様々なお酒について詳細を知りたいと思っていたし、それを知ることで教養に幅のある人に一歩成長できると考えました。また、All Englishという環境は留学を視野に入れる上で英語力の向上につながるし、挑戦心がくすぐられるようでした。
Q. この2つのゼミに参加してみての感想を聞かせてください。
所ゼミ
後藤:入ってよかったです。自分と似た志を持つ人、メリハリを持つ人、馬の合う人と出会うことができました。またプレゼンやフィードバックをもらう経験を通して新たな価値観を知ることができました。留学においても活かされたことが多くて、ゼミの活動中に存在を知った「フードロスアプリ」を実際に利用できたことや、ドイツはゼミのプレゼンで知った通り多民族であったことを実感できました。
ジェームズゼミ
後藤:目論見通りワインの知識をつけることができています。日々、味の言語化を日本語、英語で取り組んでいるので知らないうちにボキャブラリーが身についている実感があり、興味のある「ワイン」を通して、勉強感なく語学力が伸ばせました。また、ワインへの造詣が深くなるとともに他のアルコールも調べるようになりました。食事や飲料の知識が深まるにつれて、日常生活の楽しみ方が多角化し、QOLが高まった気がしました。留学時も現地のワインが楽しみの一つでした。
Q. 最後にダブルコアの魅力は何であると考えますか。またはどんな人におすすめですか
自分の知見を広げることができること、また先ほども言った通り、自分と同じ熱量を持った志が高い人との出会いが刺激的という点がダブルコアの魅力であると考えます。やってみて損はないと思います。ただし、コスパなどを重視するのではなく、根気よくやっていくうちに、過去の経験が結びついてくるものであると考えてください。意識の高い人、知的好奇心を満たしたい人、チャレンジ精神がある人、また、私のように海外志向が強い人はダブルコアに挑戦してみてください!
以上、後藤康生さんのインタビュー内容でした。
- 所ゼミの活動の様子
- ジェームズゼミの活動の様子