ゼミ
2025.09.22
アカエゾマツサミットで水野勝之ゼミナール生が学生報告
水野勝之(担当教員)
水野勝之ゼミナール4年生別府豪さんは、9月6日に開催された第11回アカエゾマツサミット(主催:一般社団法人Pine Grace、場所:北海道川上郡弟子屈町川湯温泉川湯ふるさと館)でポスター報告を行いました。共同研究をしている商学研究所特任研究員月岡忠さん、都留文科大学1年生本多真理さんとの研究でした。二つの研究成果ですが、共通するテーマは「有効活用されてこなかった樹種の新たな活用方法」についてです。準備の段階ですが、有効活用の少ないアカエゾマツを使った神社の割符づくりの提案でした。割れやすいアカエゾマツの特性を生かしての有効活用をして神社における割符の実現を考えています。割符とは、神社にて木のお守りの半分に願い事を書いて、そしてあとの半分に「厄の内容」と書いてそれを参拝者が自ら二つに割り、後者を神社にお焚き上げしていただき、全社をお守りとして自分で持つというものです。浦幌町の浦幌神社はオートバイの交通安全、自転車の交通安全の神様です。オートバイの方だけで年間約2500名の方が参拝しますが、明治大学体同連サイクリングツーリスツ部との縁で自転車の神様になってもらいました。学生たちは、半分に「交通安全」、半分に「事故」と参拝者が書いて神社で二つに参拝者自ら割ってもらい、後者をお焚き上げ、前者をお守りにしていただく提案をしました。
学生のコメント
別府豪(4年生)
先日はアカエゾマツサミットに参加し、専門の方々から貴重なお話を伺うことができました。講演を通じて、アカエゾマツに対する深い熱意を強く感じるとともに、他では得られない知見を数多く得られ、大変有意義な機会となりました。今回学んだ内容を活かし、今後の割符の改善に取り組んでいきたいと思います。