2025.10.22

2025年度 所康弘ゼミ主催「SDGsカフェ」実施報告

所 康弘(担当教員)

2025年度、明治大学商学部・所康弘ゼミは、商学実践企画「SDGsカフェ」を主催しました。本企画は、学生自らが国際的な不平等や貿易構造の課題を理解し、持続可能な社会の実現に向けて主体的に行動することを目的としています。

【目的】

現代の国際貿易においては、先進国と途上国との間で依然として大きな格差が存在し、不均衡な取引が行われています。本イベントでは、そうした「不公平な貿易」の現状を大学生に広く周知するとともに、その解決策の一つであるフェアトレード(公正貿易)の理念と仕組みについて学び、考える機会を提供しました。また、アグロフォレストリー(森林農法)の考え方を取り上げ、環境保全と地域経済の両立を目指す取り組みを紹介しました。

【内容】

所ゼミの学生たちは、フェアトレードとアグロフォレストリーに関する調査を行い、その成果をまとめたポスターを英語で制作しました。イベント当日は、来場者に対し学生がポスターを用いて説明を行い、質疑応答を通じて理解を深めました。会場では、来場者に実際にフェアトレード・コーヒーを試飲してもらったり、アグロフォレストリー・チョコレートを試食してもらったりしながら、フェアトレードの意義を体感できる工夫も行いました。累計で100名以上の人が来場。学部や大学の枠を超えた交流が実現し、SDGsを多面的に捉える力を養う貴重な機会となりました。

【ゼミ生の声】

「今日のカフェとポスター展示では、文学部、商学部、政治経済学部、経営学部の方に加えて、他大学の学生の方も来てくれました。そのおかげで幅広い人たちに説明し、フェアトレードの認知度を高めることができました。経営学部の方からはESG投資の観点からの質問があり、また政治経済学部の方からは環境経済学の視点からの質問がありました。学部の違いによってSDGsの捉え方が微妙に異なっていたのが興味深く、互いに刺激を受ける学びの場になったと思います。」

【関連するSDGs目標】

目標1:貧困をなくそう

目標10:人や国の不平等をなくそう

目標15:陸の豊かさも守ろう

【会場】

和泉キャンパス:ラーニングスクエア1階センターアゴラ

駿河台キャンパス:リバティタワー2階ラウンジパープル

【実施回数】

和泉キャンパス:3回(202510月)

駿河台キャンパス:3回(202510月)

合計6回開催

【協力企業】

本企画の実施にあたり、今年度も株式会社明治様よりアグロフォレストリー・ミルクチョコレートをご提供いただきました。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。

【参考URL

株式会社 明治「アグロフォレストリー」

特設サイト:https://www.meiji.co.jp/products/brand/agroforestry/

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