ゼミ

2026.01.23

【商学部実践企画】2025年度森永ゼミ学園祭

森永由紀(担当教員)

 2025年度の明大祭初日である111日、和泉キャンパスのラーニングスクエアLS401教室にて、「環境問題を伝える」をテーマに展示を行った。モバイルバッテリーの発火危険性や電気自動車とガソリン車の比較といった身近な問題から、日本の捕鯨問題のように実感の湧きにくい問題まで、幅広い領域について来場者に伝えることで、自らも理解を深めることを意識した展示を行った。また体験型展示として、飲料容器の脱プラスチックのための試みである「つかめる水」の制作コーナーを設け、マイクロプラスチック問題などの解説もあわせて行った。


 2年生の企画では、明大祭後に実施される千葉県房総地域の捕鯨拠点での合宿に向け、日本の捕鯨問題について調べ、展示を行った。具体的には、捕鯨の歴史、世界の捕鯨の実態、国内外の議論に加え、とくに捕鯨問題をめぐる日本への国際的な批判、モラトリアム、調査捕鯨、国際司法裁判所の判決、IWC(国際捕鯨委員会)脱退の経緯、2019年から再開した日本の商業捕鯨について取り上げた。最後には捕鯨に対する各ゼミ生の意見を掲示し、来場者と活発に意見を交わした。

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 3年生の企画では、大気汚染に悩むモンゴルの首都ウランバートルに向け、日本が四日市公害を克服した経験を伝えるテキストを紹介した。

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 また、論文発表(「なぜ環境問題に当事者意識が持てないか」「リモートワークの適地について」など)に加え、ESG投資やEV車とガソリン車の比較に関する発表をポスター形式で行った。エシカル商品の展示では、試供品の体験を通じて来場者の関心を高めることができ、販売店舗について質問を受ける場面も見られた。

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 リチウムイオン電池に関する発表では、注意喚起ポスターを撮影する来場者の姿もあり、「家族に見せたい」という言葉をいただけたことは印象的であった。

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 4年生の企画では、年々経済色が強まる環境白書の紹介や、マイクロプラスチックの人体への影響に関する論文発表、コーヒーの2050年問題などの展示が行われた。環境白書に関する発表では、経済との関わりに意外性を感じた来場者が多く、「勉強になった」という感想もいただいた。また、マイクロプラスチックの展示では悪影響を伝えるだけでなく、その解決策の一例として「つかめる水」制作の体験展示も行い、子どもたちを含め多くの来場者が体験を通じて理解を深める様子が感じられた。

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 1日という短い期間ではあったものの、訪問者数は285人にのぼり、中には熱心に展示を眺める高校生や、ゼミ生に大学生活や受験勉強について質問をする親御さんたちの姿もあった。わたしたちを取り巻くさまざまな環境問題について、来場者の皆さまに関心を持っていただくとともに、ゼミ生自身も理解を深めることができた。

(文責: 3年 堀口陽、 4年 西守涼冴)

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