授業

2026.07.14

ゲストスピーカーによる特別授業実施報告:工藤律子「『南』の子ども・若者はなぜ『北』を目指すのか?」

所康弘(担当教員)

 ジャーナリストの工藤律子(くどうりつこ)氏を講師に迎え、「『南』の子ども・若者はなぜ『北』を目指すのか?」をテーマとした講義を実施した。

同氏は、中南米をはじめとするスペイン語圏を中心に、ストリートチルドレン、移民・難民、社会的連帯経済などを取材してきたジャーナリスト。2016年には、中米ホンジュラスの少年ギャング団を追った『マラス暴力に支配される少年たち』(集英社)で第14回開高健ノンフィクション賞を受賞した。

本講義では、中南米から「北」を目指す移民・難民の事例を通して、その背景にある貧困、紛争、政治的不安定、植民地主義の歴史、グローバルな経済格差について考察するとともに、移民問題を国際社会の構造的課題として捉える重要性を指摘した。

講義後には質疑応答が行われ、他国の移民政策の現状を踏まえながら、日本の今後の移民政策のあり方について活発な意見交換がなされた。

 受講生からは、「実際に現地で体感されている方のお話を聞けて、貴重な機会であった」「リアルな経験を通じた生々しい言葉が、自分たちと同じ人間のライフストーリーを聞いているようで強く印象に残った」といった感想が寄せられた。

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