2026.09.17
ダブルコア体験記① ~ ダブルコアで広がる学びと学生生活 ~
山下 陸斗(商学部3年・ゼミナール協議会)
ゼミ入室試験開始直前!
今後のゼミ試験開始に向けて、ゼミナール協議会の方よりゼミ試験の体験記を3名の方に協力いただきました!
今回は第1弾として、山下さんの体験談になります。
(プロフィール)
商学部 商学科 3年
山下 陸斗
所属ゼミ:前田ゼミ(商学専門演習)、石出ゼミ(総合学際演習)
はじめに
明治大学商学部の大きな特色の一つに、2つの異なる演習を同時に履修できる「ダブルコア制度」があります。「ダブルコアに興味はあるけれど、両立できるか不安」「ゼミ試験の対策や選び方を知りたい」と考えている後輩の皆さんも多いのではないでしょうか。 今回は、商学専門演習と総合学際演習をダブルコアで履修している私自身の経験をもとに、各ゼミでの学びやダブルコアの魅力、ゼミ試験対策についてお伝えします。ゼミ選びの参考にしていただければ幸いです。
〇現在所属しているゼミについて
私は現在、商学専門演習の前田ゼミと、総合学際演習の石出ゼミの2つに所属しています。
1. 前田ゼミ
前田ゼミでは、会計学(特に管理会計)の視点から企業経営を読み解く研究を行っています。
普段の活動では、経営や会計に関する専門書・資料の輪読を行い、単に数字を追うだけでなく「なぜその経営判断に至ったのか」「企業はどう意思決定すべきか」という問いに対して議論を重ねています。
また、秋学期にはチームでテーマを設定し、奨学論文の執筆に向けた本格的な研究・実証分析に取り組んでいます。

2. 石出ゼミ
石出ゼミでは、明治以降の近代日本文学を対象に、小説の語りやテキストの解釈について各自の視点から分析・議論を行っています。
夏目漱石(『三四郎』『坊っちゃん』など)や宮沢賢治(『よだかの星』)、幸田文、川上弘美といった多様な作家の作品を取り上げ、作品に描かれた時代背景や表現の意図、登場人物の心情について深く読み解いていきます。専門科目である商学の枠を飛び越え、教養を深められる非常に刺激的な時間です。

〇ゼミ試験について
・ダブルコアに挑戦しようと思った理由
商学部ならではの特色である「ダブルコア制度」を活用しないのはもったいない、という思いが一番のきっかけでした。
もともと1つの分野だけに絞ると飽きてしまうかもしれないという懸念があり、まったく異なる2つの学問に触れようと考えたこと、また大学生活の中で胸を張って語れる経験を作りたい、また多くの同期・先輩と出会えるコミュニティを広げたいと思ったことが理由です。
・ダブルコアの魅力
最大の魅力は、「異なる学問を学べること」と「多様な人とのつながりが得られること」です。
数字や論理的思考を突き詰める会計・経営の研究と、言葉のニュアンスや表現を多角的に解釈する文学研究という、異なる2つの学問を行き来することで、物事を多面的に捉える柔軟な視点が身につきます。また、それぞれのゼミで異なる価値観を持った仲間や、頼りになる先輩方と広く深くつながれる点も大きな財産になっています。
・ダブルコアを両立するうえで意識していること
「忙しさはゼミの活動内容や時期による」というのが正直なところですが、スケジュール管理さえ意識すれば十分両立可能です。
私はサークル(明治大学交響楽団)の活動や資格の勉強も並行しているため、「課題の締め切りや発表時期を前もって逆算して計画を立てること」と「それぞれのゼミの時間は目の前の研究に集中してメリハリをつけること」を常に心がけています。
・ゼミを選んだ理由、重視した点
前田ゼミ: 簿記の学習を進める中で会計の面白さに惹かれたことが大きな理由です。また、実績があり人気のあるゼミであれば切磋琢磨できる環境が整っていると考えたことや、ゼミ生同士が活発に議論し合えるオープンな雰囲気に惹かれて志望しました。
石出ゼミ: 昔から小説や文学が好きだったことに加え、説明会等で感じた教授や先輩方の温かい人柄、落ち着いて議論ができるゼミの雰囲気が自分に合っていると感じたため重視して選びました。
・ガイダンスはどれくらい参加していたか
秋学期のゼミ募集期間に行われる全体説明会や個別ガイダンスには、志望候補に挙げていたゼミを中心にできる限り参加しました。
シラバスや募集要項の文章だけでは分からないゼミ生同士の距離感や教授の雰囲気は、直接ガイダンスに参加することで初めて実感できます。少しでも気になったゼミには足を運んで比較検討することをおすすめします。
・どのようにゼミ試験対策をしていたか
ゼミごとに選考方法が異なるため、それぞれの形式に合わせた準備を行いました。
前田ゼミ対策: 志望理由書と成績証明書の提出に加え、グループ面接が実施されました。面接は「教授による面接」と「ゼミ生による面接」に分かれており、特にゼミ生面接で差がつくと感じました。「自分について」や「どうして会計に関心があるのか」を自分の言葉で論理的に説明できるよう、想定質問への回答を準備して臨みました。
石出ゼミ対策: 文学史や論述を中心とした筆記試験と、提出した志望理由書に基づく個人面接が行われました。筆記対策としては基礎的な文学史の復習や自身の読書経験を整理し、個人面接では志望理由書に書いた作品への思いや自分について誠実に伝えられるように準備しました。
・後輩へのメッセージ
商学部でのゼミ活動は、通常の講義のように知識を一方的にインプットするだけでなく、自ら問いを立て、チームや個人で論文という形にまとめ上げる貴重な経験になります。大学生活の中でこれほど一つの研究に深く没頭できる機会は、おそらく学部時代が最後です。
「興味のある分野が複数あって絞りきれない」と悩んでいる方は、ぜひダブルコアという選択肢を前向きに考えてみてください。最初から一つに絞る必要はありませんし、実際に挑戦してみれば何とかなるものです。商学部のゼミ募集は三次募集までチャンスがありますので、恐れずに興味のあるゼミへ一歩踏み出してみてください。皆さんのゼミ選択が実りあるものになることを心から応援しています!



