ゼミ

2023.11.13

経営情報学会 2023年全国研究発表大会での研究発表

加藤拓巳(担当教員)

2023年11月11-12日の経営情報学会 2023年全国研究発表大会にて、加藤拓巳ゼミの学生が研究を発表した。

<研究1>
著者:小澤裕太、 永田ひより、 丸山実花、 左中瑠奈、 辻川和花、 加藤拓巳
タイトル:動画広告における企業・商品ブラン ドの認知向上のための効果的な挿入タイミング
形態:口頭発表
概要:
市場の動画広告では、企業・商品ブランドの開示タイミングは多様である。本研究では、「広告動画における企業・商品ブランドの開示タイミングは、冒頭・中盤と比較して、末尾の方が商品の認知を高める」という仮説を検証した。企業・商品ブランドの開示タイミングを冒頭・中盤・末尾にしたアクセサリーの動画広告を3種類制作し、ランダム化比較試験を実施した。その結果、上記仮説は支持された。同じ内容の動画広告であっても、企業・商品ブランドを明かすタイミングによって効果が変化することを示している。


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<研究2>
著者:荒畑徹汰、 橋本萌夏、 関谷帆華、 佐藤美遊、 本家侑弥、 相原陸人、 加藤拓巳
タイトル:食品における色の付加がもたらす魅力:ハンバーグを対象とした色のトッピ ングと味のトッピングの効果比較
形態:口頭発表
概要:
本研究では、「食品のトッピングによる色の付加は商品の魅力を高める」という仮説を立案した.その際、色のトッピングの効果と味のトッピングの効果とを比較することで、色による効果の大きさを確認した。ハンバーグ単品、ハンバーグとパプリカ(色のトッピング)、ハンバーグと目玉焼き(味のトッピング)の3種類のハンバーグでレストランのメニューを制作した。ランダム化比較試験の結果、仮説は支持され、色のトッピングによる効果は味のトッピングによる効果と同等の大きさであることを確認した。


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<研究3>
著者:宮﨑みおり、 依田智也、 古城美紬、 与那嶺瑠夏、 加藤拓巳
タイトル: 飲料商品名における英語表記と筆記体の可読性が魅力度に与える影響
形態:口頭発表
概要:
ファッション性を高める狙いの外国語表記は、和風商品の場合にイメージの非合致を生む懸念がある。デザイン性を高める狙いの筆記体は、可読性を損なう懸念がある。そこで、本研究は、お茶の商品名を対象として、英語表記と筆記体表記の商品魅力への影響をランダム化比較試験によって明らかにした。その結果、言語は日本語のみの採用が魅力を高めた。筆記体に関しては、可読性を損なっても魅力度には影響を与えなかった。パッケージデザインでは、ファッション性・デザイン性だけでなく、それに伴う負の効果も考慮して、適切に設計すべきである。


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