2025.03.06
町田ゼミ12期の社会活動報告
町田一兵(担当教員)
町田ゼミ(第12期)は、社会活動の一環として、2025年2月27日に東京証券取引所とロジスティクス・ネットワーク様の東扇島物流センター及び本社の見学を福島大学の朱ゼミと合同で実施しました。四月から本格的にゼミの活動が始まるということもあり、今回がゼミとして初めての活動でしたが、これからの学びにつながる良い刺激を得ることができました。以下、今回の見学についてご紹介します。
午前中は東京証券取引所の見学をしました。ニュースなどで誰もが一度は見たことがある電光掲示板や直径17メートルのガラスシリンダーで覆われたマーケットセンターなどを見て回りました。東京証券取引所には長い歴史があり、1999年に株式売買がシステム化されるまで銘柄の注文を伝達する際に使用する企業ごとの手サインがあったことに驚きました。コロナ以前は10人程度がマーケットセンター内で働いていましたが、今は一人か二人のみとなり、その他は本社のビルで業務をするようになったそうです。時代の流れに合わせて変わり続ける東京証券取引所の姿に興味を持ちました。
東京証券取引所にて
午後は株式会社ロジスティクス・ネットワークの東扇島物流センターを訪問しました。初めに会社概要の説明が行われ、ロジスティクス・ネットワーク社はニチレイロジグループ最大の事業会社であり、地域保管事業や輸配送事業などを行い、低温物流事業を中心に展開しており、ニチレイロジグループ全体でニチレイグループの売り上げの36.9%を占めるグループの主要事業体の一つになっています。
その後倉庫内の見学をしました。出入口に顔認証システムが導入されていたり、建物全体が免震構造になっているなど、食品を取り扱うことで安全安心への取り組みに大変気を使われていることが良く理解できました。
また、見学した倉庫は徹底された温度管理で冷凍食品の品質を損なわない状態を保ち続け、さらにこのような施設は日本全国及び欧州をはじめ、中国やASEANにもたくさん展開されているようです。倉庫の見学を終えた後は質疑応答の時間があり、各々が疑問に思っていることについて理解を深めることができました。
倉庫での見学
最後、東京本社に移動し、見学を行いました。各階に異なる部署があり、多くの社員によって組織が成り立っていることを改めて感じました。その際、日ごとに席を変えることができるフレキシブルな仕事場のフロアは特に印象的でした。なお、人事の方からも話を聞くことができ、自分たちが将来向き合っていく就活について考えるきっかけになりました。
本社での見学
今回の見学を通して、これから学んでいく物流業界を肌で感じることができました。今回得ることができた知見や問題意識を四月から始まるゼミの活動につなげていきたいと思います。
最後に今回このような貴重な見学機会を設けてくださった株式会社ロジスティク・ネットワーク沼田常務をはじめ、関根部長、浦井様、岩田様に厚く御礼を申し上げます。
(文責 町田ゼミ副ゼミ長 萩野大和)