2023年12月7日神田エッサムホール2号館にて日本販売士協会の各地販売士協会懇談会が開催された。日本販売士協会は日本商工会議所の下部機関であり、日本販売士協会の会長は日本橋千疋屋総本店の大島博社長である。同協会は販売士（リテールマーケティング検定）の資格の普及を目的にしている団体である。全国に複数の支部があり、各支部の代表（販売士1級を取得している人たち）が集まり、各地の小売の状況や支部の活動を報告する会である。
　小売に関連するマーケティングを研究する２つのゼミナールが招待された。１つのゼミは日本大学商学部の岸本ゼミで、岸本ゼミの3年生から「リテールマーケティング・コンテスト（リテコン）を活用した商業教育の実践」というテーマで報告された。もう１つは明治大学商学部の菊池ゼミで、大河内和哉さん（4年生）・小野寺瞳さん（3年生）・本多舞さん（3年生）の3名が参加した。
　菊池ゼミの報告では大河内さんが菊池ゼミのゼミ紹介を行った。その後、小野寺さんと本多さんからマーケティングの理論を活かしたカゴメ株式会社との共同研究について、「Z 世代に向けたマーケティング・コミュニケーション」というテーマで報告が行われた（共同研究先のカゴメ株式会社には承諾済み）。参加者からはZ世代のライフスタイルやSNSの活用についての関心が高まった。