2025.10.22
町田ゼミナール 2025年海外学術交流報告
町田一兵(担当教員)
町田ゼミナールは、2025年9月17日から22日までの6日間、中国・上海にある上海外国語大学賢達経済人文学院にて学術交流を行いました。明治大学町田ゼミから現4年生6名、現3年生5名の計11名が参加し、研究発表や企業・文化施設の見学、現地学生との交流など、充実したプログラムを経験しました。
今回の交流では、賢達大学崇明キャンパスおよび虹口キャンパスにて、同大学学部生の皆様と積極的なコミュニケーションを図ることができました。滞在中の全日程にわたり、賢達経済人文学院の学生の皆様が同伴してくださり、非常に楽しく、学びの多い時間を過ごすことができました。
以下に、遠征の主な内容をご紹介いたします。
初日は歓迎会と崇明キャンパスの案内から始まりました。明治大学の学生11名を日本語学科の学生の皆様が温かく迎えてくださり、歓迎会では日本の歌の披露もあり、楽しい雰囲気の中で上海に迎え入れていただきました。
初日の歓迎会
その後、キャンパス内を散策しました。都市型の大学という点では明治大学と共通していましたが、広大な敷地と施設の規模には大変驚かされました。
キャンパス内の図書館にて町田ゼミとボランティアの学生たちと
2日目から、上海市内および周辺地域の様々な施設を見学しました。虹口キャンパスの学生の皆様の同伴で市街地を観光し、中国文化を楽しむことができました。
翌日に振華重工(ZPMC)長興基地や万禾農場などの企業訪問、東灘一号や鴨窩沙創意生活館での文化・歴史学習は非常に有意義な体験となりました。
研究発表会では、「日本製品を中国市場に進出させるためのマーケティング企画」というテーマのもと、3年生・4年生がそれぞれグループに分かれて発表を行いました。工夫を凝らした内容で、現地の学生の皆様からも多くの反響をいただきました。一方、賢達経済人文学院の皆様からは、日本に関する多様なテーマでの発表があり、私たちにとっても新たな気づきや疑問を得る貴重な機会となりました。
最終日には送別会が開かれ、日中両国の学生が5日間の思い出を共有し、お土産の交換などを通じて別れを惜しみました。
自由時間には、学生同士が積極的に交流を深めており、長時間にわたる会話や、学校内の売店での買い物、ランニングなど、節度を保ちながらも自由で楽しい時間を過ごしていました。
短い期間ではありましたが、この遠征で得た経験は、何にも代えがたい貴重な思い出となりました。事前準備に加え、滞在期間中に我々を暖かく受け入れてくれた趙暁臨学部長を始め、多くの賢達経済人文学院の先生たちと学生たちに深く感謝を申し上げたい。
(文責:町田ゼミ4年 広報担当 勝又滉太)