黒﨑ゼミナールでは、2020年12月16日にロシアのニジニ・ノブゴロド大学で日本語を学ぶ学生達とzoomで合同授業を行いました。これは、ニジニ・ノブゴロド大学で日本語を教えているユーリー・パンチェンコ先生と黒﨑が2018年、2019年の国際学会で、オンラインにおける学生交流についての研究、意見交換を行っていたことがきっかけとなり実現したものです。

　黒﨑ゼミの日本語カフェにおいては、これまでロシアの学生との交流がなかったため、ゼミ達は非常に楽しみにしていましたが、ニジニ・ノブゴロド大学の学生達にとっても、オンラインで日本の大学生と話し合うことは特別な経験だったようです。

　セッションのテーマは、「お互いの国のステレオタイプ」。それぞれが、お互いの国のステレオタイプとされていることを調べ、発表し、それに対してグループでディスカッションをしました。それぞれの授業時間の関係上、1時間という短い時間ではありましたが、メインセッションでもグループセッションでも活発な議論ができ、非常に充実した内容だったと思います。ゼミ生にとっては、「ステレオタイプ」的にしか知らなかったロシアについて、同年代の学生から詳しく話を聞き、意見を述べ合うことによって、深く学べたようです。

　授業後は、ゼミの公式SNSを通してメッセージのやりとりをし、これをきっかけに継続的な交流を目指しています。