ゼミ

2022.07.05

商学部生が群馬県安中市の子ども食堂事業を調査

水野勝之(担当教員)

 ジジババ子ども食堂1.JPG

 6月26日(日)水野勝之ゼミナール4年生矢萩隆明さんが水野教授と共に群馬県安中市で開催されたジジババ食堂(宇佐見義尚代表)を見学し、調査を行うとともにお手伝いをさせていただきました。子ども食堂とは、貧困家庭の子どもたちのために食事を提供する事業で、安中市では9か所設けられています。昨年12月千葉県浦安市のスマイル子ども食堂主催者高嶋賢一さんのインタビュー調査を行った際、浦安市の子どもの貧困に関するデータをいただきましたが、元気な子どもたちを見ると本当に彼らが貧困に苦しんでいるのか実感がわきませんでした。ジジババ食堂において寄付された食料の配布作業に協力し(コロナ禍のため食事の提供ではなく、寄付された食品を受け取りに来てもらっている)、参加者の方々と直接話をしてみると、子どもたち(およびその家族)が実際に食事に困っていることが分かりました。実態については調査対象と話して初めてわかることを矢萩さんは勉強しました。

 また、ジジババ食堂には多数の食料の寄付が寄せられていました。野菜を持ってきてくださった農家の方が矢萩さんに教えてくださいました。

・お米は精米後農協に卸すのだが、その際30キロ詰めでの納品となっている。必ず入りきれない端数的なお米が出てしまい困っている。それを持ってこさせていただいている。

・農家の場合、自宅用の山積みの野菜が悪くなると畑にまいて肥やしにしてしまう。悪くなる前に寄付をすることができる場ができた。

 その他にも、賞味期限が迫ったこんにゃく、形が崩れたかりんとうなどメーカーからも多くの寄付が寄せられていました。 大学のパソコンからインターネットを見ているだけでは全く分からなかった話ばかりでした。貧困問題、食品ロス問題についての実態は現場で初めてわかることが勉強できました。これらについては、10月に開かれる「エコメッセ2022 in ちば」(幕張メッセ)で研究発表する予定です。

 学生の感想  

 初めまして!水野勝之ゼミナールに所属する4年の矢萩隆明と申します。先日、群馬県安中市で開催されたジジババこども食堂のボランティア活動に参加させていただきました。当日は、到着してすぐに配布準備の手伝いをさせていただいたのですが、提供されている食品の数の多さに驚きました。近隣の農家の方からは、玉ねぎやじゃがいもといった野菜類を、企業からは、賞味期限の迫ったかりんとうやこんにゃく、インスタントラーメンなど様々な食品が寄付されていました。私は、宇佐見義尚代表の熱心な活動が、この寄付の成果に反映されていると感じました。貧困に悩む家庭へ、毎日欠かせない食品を届けるこども食堂を維持していくことは、今後も価値ある活動だと思います。だからこそ、私も引き続きこども食堂のボランティア活動に参加し、世間に周知させていきたいと考えています。

 ジジババ子ども食堂2.JPG

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