ゼミ

2022.08.18

日水物流株式会社に見学(町田ゼミ)その1

町田一兵(担当教員)

 町田ゼミ(第9期)は、2022年7月5日、12日の2回に渡り、日水物流株式会社様の東京物流センターの見学を実施しました。今回は7月5日の見学について紹介します。

 今年4月からゼミ活動が始まり、今回は初めての企業見学でした。座学で物流について学ぶ中で、物流企業へのイメージは曖昧な所も多くありました。そのため、実際に倉庫事業を目の当たりにすることは、具体的なイメージを持つ貴重な機会でした。

 初めにご案内されたのは、「立ち会い」という貨物の入出庫チェックを行う場所でした。トラックで運ばれてきた水産物や畜肉などが、フォークリフトによって倉庫に運ばれる様子を見ることができました。時季によりますが、1日の平均入庫数量は155t、約2万ケースだそうです。

 次に、2階に上がり貨物の保管庫の見学を行いました。保管温度は、商品によって分類されており、温度帯によって複数の保管スペースがありました。-25℃の倉庫では野菜や肉が、-50℃では主に赤身の水産物が保管されており、大手寿司チェーン店の食材も取り扱っていました。-50℃の倉庫に入った際には、まつ毛や前髪が凍り、ゼミ生全員驚きと興奮でいっぱいでした。

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写真1 -25℃の冷蔵倉庫

 最後に見学したのが、自動倉庫です。ここでは、人の手ではなく電気の力で貨物を移動させていました。時季によって変動はありますが、1ヶ月の電気代はおよそ1千万円だそうです。電気代の変動が、会社の運営コストに大きく影響していることが分かりました。

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写真2 自動倉庫見学の様子

 一通り施設での見学を終えた後は、日水物流様の物流事業の概要と物流センターの役割などについて、ご講義を頂きました。学生からの質疑応答にもたくさんお答え頂き、それぞれが新たな発見に気付いたり、理解を深めることができました。

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写真3 ディスカッションの様子

 今回の見学を通して、今までの座学で学んできたことへの理解が深まったり、見学したことで生まれる疑問もありました。それらを、今後のゼミ活動で活かしていきたいです。最後に、今回このような機会を設けてくださった日水物流株式会社東京物流センターの方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

(文責 町田ゼミ2年 副ゼミ長 瀬戸彩加)

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